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2016年12月13日15:44

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侍戦隊シンケンジャーの魅力(5)ー第4話「夜話情涙川」

第4話「夜話情涙川(よわなさけなみだがわ)」

番組公式サイト テレビ朝日 http://www.tv-asahi.co.jp/shinken/
        東映    http://www.toei.co.jp/tv/shinken/
第4話 あらすじ http://www.tv-asahi.co.jp/shinken/contents/story/0004/
脚本:小林靖子 監督:諸田 敏

 昨日からいつにも増して、流ノ介の様子がおかしい。侍たちにまとわりつき
困った事があれば、何でも相談にのってやる、などと何度も何度もくりかえす
ので、茉子には「ウザい!」と一蹴される始末。

 実は、侍としての教育をもっともよく受けているはずの流ノ介が、
ホームシックにかかってしまっていたのだ。

 第4話は自分自身の夢をあきらめてまで、侍としての戦いに身を
投じることになった、流ノ介たち侍の心情と、人間の深い悲しみを利用し
て三途の川の水を増やそうとする外道衆の卑劣なやり方が並行して描かれ
る。

 外道衆の参謀格、骨のシタリは、三途の川の水を増やすため、今度は、
人間の悲鳴や哀しみが大好き、というナミアヤシを呼び出した。大勢の悲鳴
や涙よりも、一人が流す深い哀しみの涙によって三途の川の水を増やす。
つまり涙の「量より質」というわけだ。

 ナミアヤシは一人の良太という、良太という野球好きな一人の少年に目を
つけた。良太はナミアヤシに何かを吹き込まれたらしいが、茉子や流ノ介に
は話そうとしない。

 そこで、茉子と流ノ介が良太を見張ることになるが、試合を明日にひかえ
て、休養しろ、といわれているのに、まだ練習を続ける良太の姿を見るうちに
流ノ介は自分の幼いころの歌舞伎の舞台前日のことを思い出し、すっかり
落ち込んでしまう。落ち込んだ者や弱い者に「弱い」茉子は、思わず、
流ノ介をぎゅっと抱きしめ、あれこれと世話を焼き始めるのだった。

 まずは徹夜で良太を見張るための、暖かい使い捨てカイロや、弁当の準備。
茉子は持ち前の「すばらしい?」料理の腕を発揮する。シンケンマル(シン
ケンジャーの刀)で、固いカボチャを切り刻んで、種もとらずにナベにぶち
こむ茉子をみて、丈留と千明は「死なないだろうな、流ノ介」と思わず
顔を見合わせるのだった。茉子の料理の腕をみじんも疑わず、料理ができる(?)ということで、ことはは素直に茉子にあこがれているが…

 優しくされた流ノ介は、茉子にほのかな思いをいだく。

 試合の朝、良太はなぜか、野球道具をゴミ箱に捨て、建設中の高い足場か
ら飛び降りようとする。あわてて駆けつけた、茉子と流ノ介の目の前で、
良太は足場から飛び降り、足を怪我してしまう。

 ナミアヤシは、良太が大切なものを捨てれば、もっと大切なもの(死んだ
おじいちゃん)が戻ってくる、と良太をそそのかしたのだ。そして、それを
信じて怪我をした良太をあざけり、深い悲しみの涙を流させる。

 その卑劣なやり方に、怒った茉子と流ノ介が変身してナミアヤシに立ち
向かう。シンケンジャーの面々もかけつけ、茉子と流ノ介の活躍により、
ナミアヤシを撃破する。

流ノ介「しかし今回の件で外道衆の非道さを改めて知りました。メソメソ
していたことが恥ずかしいです。茉子、茉子、(といいながら茉子の手
をとって)大切なものを捨てるのは、私たちだけで十分だ。必ず外道衆を
倒そう」
茉子「(手を振り払い)そういうのウザいから!!」

 結局、いつものようにひと味ズレた、流ノ介の思いは風にちり、丈留は、
良太に死んだ祖父の姿をイメージにして見せる優しさをみせて、シンケン
ジャーたちは引き揚げていくのであった。

 この話は、どちらかというと「コメディ編」といえようが、流ノ介と
茉子の基本的性格をさらに深めて描き、キャラクターを引き立てている。

 歌舞伎の世界からきて、侍としては確かに一流だが、
どこか一般人や他の侍とはズレた性格の流ノ介、弱っている者には人一倍
弱く、普通の「お嫁さん」がなることが夢だという茉子。ほかの侍でも、殿
でもそうなのだが性格の基本設定は、どの脚本でも一貫していて、物語に
現実味を添えている。

 また、侍たちひとりひとりが大切な夢をもち、その夢をひとときは
戦いのためにあきらめても外道衆を討伐したあとは、ふたたびその夢を
拾い、前へ歩き出そうと前向きに考えていることが明かされ、「ラスボス
を倒す」だけが目標になってしまいがちなヒーロー番組でありながら、
現実の若者達の物語であることが強調されているのも見逃せない。

 それと対照的な外道衆の卑劣さ。野球少年の良太君の子役の名演も
あって、子供に高い足場から飛び降りさせる、というのは子供番組としては
けっこう危険な賭けだと思うが、メッセージは明確に伝わると思う。

 ラストシーン、良太の想いをイメージにし、祖父の姿を見せてやる丈留
が優しい。ただ厳しいだけの「殿様」ではないことがよくわかる1シーン
である。

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