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2021年09月15日22:27

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汝、地方騎手を侮ることなかれ

JRA(中央競馬)>NAR(公営競馬)の図式は否定できない。
だが騎手の技量はどうだろう?

確かに馬は出来が良ければ中央に、出来が悪ければ地方に・・・という差別があった。

しかし騎手は違った。何らかの理由で振り分けられたにすぎない。
それは技量の優劣ではなかった。

かつて後藤浩輝というJRA騎手がいた。彼は背が低かったので騎手をさせようと、母親がJRA競馬学校の願書を貰って来た。JRAと地方の違いも判らなかった母親。一つ間違えば、後藤は地方騎手になっていたかもしれない。

地方競馬は厩舎専属。ゆえに調教からレースから乗る。加えてJRAに遠慮して月〜金にレースがある。つまり毎日馬に乗る。

出来の悪い馬を勝たせようと毎日がんばっている。

地方競馬の騎手の生活は苦しい。一着賞金30万のレースでは騎手の取り分は5%。15,000円なのだ。年間5勝して生活できるJRA騎手とは違う。

言いたくはないが、八百長もありうる。

しかし、そんな地方騎手の腕は走らない馬を走らせる。

キングカメハメハでダービーを制した名ジョッキー・安藤勝己騎手もかつては地方騎手。
しかしライデンリーダーや中央参戦で実力を認められた。

船橋の左海誠二も、JRAで数々の重賞を制した。的場文男や石崎隆之もJRAの重賞で、地方馬で結果を残した。他にもJRAのラジオたんぱ杯を勝った内田利雄(宇都宮)やJRA吾妻小富士で、地方馬タマルファイターでJRAアンブラスモアを抑えて勝った丸山候彦(高崎)がいる。
他にもトウカイパルサーで重賞・愛知杯を勝った公営名古屋の吉田稔。シーイズトウショウでCBC賞を勝った安藤光彰(公営笠松・安藤勝己の実兄)がいる。

「汝、地方騎手を侮るなかれ」である。

■【白山大賞典】JRAヒストリーメイカー、金沢の青柳正義騎手と2年9ヶ月ぶりコンビへ
(netkeiba.com - 09月15日 21:20)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=261&from=diary&id=6668838
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