幕末の新選組に吉村貫一郎と言う隊士がいた。
剣を取っては北辰一刀流免許皆伝。文にあっても藩校で教授を務めていたが・・・
身分は「足軽」。何と！俸給は二駄二人扶持。
これがどの程度だったか？一駄とは馬に米俵を左右に載せる数（2俵）。つまり二駄は二頭分の4俵（約240�圈法�
それだけでは食えないので、扶持米が施される。一人扶持は5合（750g）、二人扶持で月に約45�圈Ｇ�に540��
合計780�圈０貮兇�60�圓世�ら13俵である。
今の時代、単純に一俵二万としても何と！年俸26万円！
これで家族扶養から武士の体裁まで賄った。
いかに苦しかったか。吉村が南部藩を脱藩、新選組に入ったのもわかる。
後に新選組が旗本に取り立てられた時、諸士調役兼監察の吉村は、自分の俸給が40俵と聞いて涙流して平伏したらしい。
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