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2020年05月25日20:45

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夢の代償

生産頭数わずか10頭の小さな牧場から生まれた・・・
しかしこの事を手放しで喜べない。

馬券と同様、馬づくりもギャンブルだからだ。

かつてタマモクロスという馬がいた。

北海道新冠・錦野牧場生産。

場主の錦野昌章は、この小さな牧場から社台やシンボリに敗けない名馬を出したいと願っていた。

それは錦野牧場のみならず、多くの零細生産者の願いでもあった。

父シービークロス、母グリーンシャトー(母の父シャトーゲイ)。

その心臓の強さは錦野が求めた最高の物だった。

しかし売値は500万。地味な血統、そしてちょっと馬っぷりが悪いのが災いした。

晩成型で3歳(現2歳)ではデビューできず、4歳(現3歳)デビューだった。

5歳(現4歳)で本格化、天皇賞春・秋制覇。あの名馬オグリキャップをも下した。

しかしその表彰台に載るべき生産者の姿はなかった。

クロスが走る一年前、錦野牧場は倒産していた。

せめてあと一年早く、クロスが走っていてくれたなら・・・

錦野は種牡馬になったクロスに会いに行ったと言うが、場長は「誰が錦野さんかわからなかったし」と・・・本当に忍んで会いに行ったのだろう。

華やかな競走馬の活躍の陰で、実に多くの小さな牧場が、莫大な借金を抱えながら、叶わぬ夢を見ている事を知って欲しい。


デアリングタクト、格安牝馬の逆襲。騎手との信頼関係で無敗の二冠達成
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=109&from=diary&id=6094126
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