善意のパフォーマンスの裏

大坂なおみ　世界ランク９位から３位に急浮上
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感情的でわがままな印象があって個人的にはあまり好きになれない人。

でも今の大阪選手は信念と実力がマッチしていて乗りに乗っていてる。モードにはまっていて勢いがある。
スポーツは実力。勝てば正義の力の世界でもある。

亡くなった黒人女性の名前を記したマスク着用についてのマスコミの問い「何を訴えたい？」に対し「何を受けとる？」、「何故試合の場で？」「世間に注目されるから」。
誰にも媚びない彼女らしい発言だと思う。若くて大胆、怖い物知らずだ。そして多くのBLMの支持者が喜んでいるという。


だけど私はどうしても引っ掛かる。

彼女以外にも自己の主張を通すスポーツマンは少なくないそうだ。
有名人が発言する事で物事が良い方向に動くのならそれは「良い」んだろう。
我々一般人が何を思っても無力なんだから。

それでもどうしても違和感..何故？..と考えてみたが、大阪選手はマスク着用について亡くなった方の家族の了承を得ているのだろうか？

たとえば..娘がデモに参加していた事を親が全く知らないケースは十分に考えられる。

ちなみに私は親と仲良しだが親の思想を知らない。それは個人の自由で、それこそが自由主義の原則だと思っているから。

デモの突然の悲報でショックを受けない家族は居ないだろう。

そこで「戦おう！」と思う人と「そっとしておいて欲しい」と思う人は性格で分かれると思う。

私ならそっとしておいて欲しい。気弱な自分にとって突然死んだ家族の名前が世界中にさらされるなんてありえない。精神崩壊するかも。仮に一族でBLM運動に賛同していたとしてもやめてもらいたい。

関連記事を良く読めば家族の了承を得たかも直ぐわかるだろう。
でも映像のインパクトが真っ先に飛び込んで来る。

黒人の血をひく有名人として義憤と信念でやっているのだろうけど彼女に言いたい。

人の名前を使わずに自分でデモに参加して自分の名前をマスクに書きなよと。


ここ数年SNSで、被害者が全く赤の他人の、文章のプロでもなんでもない素人によって「さも可哀想」のように取り上げられて何千もの反射的な同情コメントに晒されるのを見てきた。

何故何かを解決する為に人を出汁にしなくてはいけない？

静かに喪に服したい家族も居るかもしれない事を想像出来ないのだろうか。


コロナの流行で世界が動いた今年。これも歴史の大きな流れなのかもしれない。今までもきっと変動の時には多くの一般人が泣いたのだろう。

だけど現在ほど勝手な臆測や推量や善意ぶった攻撃のメッセージが人を痛め付けた時代は無いだろう。


この地獄のような世界から足を洗いたいと思う時がある..。夫がや親が大事だからしないけど。

でも生まれ変わりが本当にあるのなら言葉が無い野生動物になりたいな。

お喋りも書くのも好きだから言えないんだけど...昔の映画「私は貝になりたい」の心情も少しわかるような..。


言葉が無ければ消える苦しみもきっとある。

本当に野生動物になったらそれはそれでめっちゃ辛そうだけど(^-^;。