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2020年09月10日19:56

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昭和によく聞いた言葉

■「障害は個性」、それ本当? 当事者が感じる違和感とは
(朝日新聞デジタル - 09月10日 09:19)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6226386

戦後ベビーブーム世代ですが似たような言葉をよく聞きました。

「障害は個性」「ダウン症の子は天使」、「人間1人の命は地球より重い」なんていうのもありましたね。

現在では考えられないくらい児童の数は多くて1クラス40〜50人...×12〜18クラスで1学年千人超えがざらにありました。女子が多くなっちゃって「女子クラス×2」とか..テキトーでした。

分母が大きいと障害を持つ子も多く、全学年から20人ほどが1クラスに集められていました。

療育という言葉もまだ無く老教諭がたった1人で見ていました。他動で暴れたり逃げ出してしまう子も多く、普通の授業中にそういう子が入って来て居座ってしまうなんて事もしょっちゅうでした。

そういう時老教諭は一服して休憩しているんです。
「普通学級の中に居てくれる間は少なくとも安全だ」とか言って..。
「綺麗事じゃないのよ。一人で全員見られるわけないじゃない。私だって休み休みじゃないとやってられない!」
誰に何を言われてもハッキリそう言い返していたのが印象に残っています。
(これはこれで今だったら大問題になりそうだけど)


「障害は個性」「人間1人の命は..」
本当に言葉のマジックだと思います。嘘ではないし真実でもない。

ただ戦後に生まれた言葉には綺麗事が多い。軍隊統治下で間違えた教育を受けたから自分達は何も悪くない、自由な世になれば正しい事が出来るんだ..みたいなノリがたしかにありました。

現在、コロナ禍で更に世の中が変わり会社が生き残るのも必死な時代になりました。

私の周りでも優秀な人間には仕事が集中し、1人1人の能力が今までに無くシビアに査定されています。

元々発達の自覚があり気も弱くトロい自分は出来る人と比べると「健常」の範疇だとはとても思えないくらいです。一応知能テスト等色々パスして健常学級に居たはずなんですけどね..。
似たような傾向の同僚も次々と辞めていく。優秀な人には1回のミスが信じられないドジに見えるらしく奇異な目で見られる。

子供の頃、親や友人が「それがあなたの個性で味なのよ」と言ってくれた呑気さはもはや笑えないコンプレックスに。


「アメリカの人は鬼なんかじゃなくて政府に騙されていただけだった。これからは自由で良い時代がやって来る!」という希望的展開はまぁもう無いでしょう。

「障害は個性」等というふわふわした表現は時代に会わないのかもしれません。
かといってTwitterのように今まで誰も口にしなかった絶望を表現するツールが出来てしまった。


どうすればいいのでしょうね。





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