創作日記〜その7

夜中に
突然震えた携帯に

きっと
彼からに
違いないと
思って
手に取るワタシ

映し出された
彼の名前が
愛おしくて
胸が苦しくなる


もしもし・・


もしもし、優香？


うん


寝てた？
ごめんこんな時間に


大丈夫だよ


あのさ
今から俺
会いに行くから


え？
どこに


優香のところにだよ


何時だと思ってる？
明日お仕事でしょ？


俺たち
こんなんで
別れて良いのかよ
良いわけないよな
だから
待ってろよ
じゃーな


・・・



もー
良いって
返事してないのに


彼と遠距離のストレスで
口論して別れてから

この1週間
この世の終わりみたいに
何もかもが
色を無くしてしまった
毎日だったのに


今
一気に
目の前が
明るくなったよ

彼が来るまでの
3時間は
この1週間に比べたら
あっという間かもしれないな


嬉しい
嬉しい
嬉しい