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mixiユーザー(id:66152809)

2019年02月12日18:35

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最後の確定申告

今日はシフトで仕事が休みなので、確定申告に手をつけはじめた。
この手の書類を書くのが苦手な私としては、ずっと気になっていたことだ。

私はおよそ10年前にフリーランスになり、それ以来、確定申告が必要な身となった。
これほど、気が重いことはなかった。
どこに置いてあるのか分からない書類を探し回るのも苦痛だったし、計算するのも面倒だったし、数字を見て現実を直視するのも怖かった。

昔、まだ発達障害の薬を飲んでいなかった時、確定申告をズルズルと先延ばしにして、提出を諦めてしまったことがあった。
その結果、多額の税金を払うはめになった。
夫にも怒られた。
あの年は死ぬかと思った。

あの時のことを教訓にして以来、確定申告だけはするようになった。

最初のうちは、チンプンカンプンで、間違いも多かった。
でも、毎年やっていくうちに、ほんの少し分かってきた。
市役所に行けば、納税相談というのをやっているので、聞けば教えてくれる。
納税相談に行くと、周りには慣れていない感じの人も多くて、困惑しているのは、私だけではないと思えてしまう。

私もようやく、確定申告に慣れてきた。
そして、確定申告ができて、税金の話なんかも少しできるようになった。
「税金は取られるものではない。払えるだけ幸せだと思ったほうがいい」と言っていた人がいて、その言葉に頷いている自分がいた。
「そうでなければ、ゴミを埋め立ててもらう代わりに、自分でゴミを処理しなきゃならないものね」と思った。
税金を払っていることで、ちょっと社会を支えている気分になった。
自分を、ちょっと誇らしく思った。

そんなふうに、せっかく慣れてきた矢先ではあるけれど、今年で確定申告を卒業する。

何度も書いてきたことだけど、昨年の2月に関わってきた会社が潰れ、しばらくフリーライターなどで食いつないできて、昨年の7月に就職したからだ。
就職といっても、パートタイマーだけど、フリーだった時とは、安心感が違う。

多くの人は「自由を求めて」フリーランスになると思うけれど、私のフリーランス生活は、そんな格好のよいものではなくて、現実がどうにもならなくて、逃げるようにしてフリーランスになったというのが正直なところだ。

それでも意地をはって頑張ってきたけれど、力が尽きたところで、障害者手帳を取り、今の作業所で働くようになったのだ。

自営業の厳しさと比べたら、はるかに楽だという感想を持った。
本来苦手な、営業や事務などの仕事をしなくても、必要な仕事さえしていれば、給料が保障されるのだから。

私は自営業をやっていたことがあるので、会社の経営者の皆さんが、いかに苦労しているか、理解できる。
その時の経験があるので、この会社のために何かしたくなってしまう。

前に関わっていた会社は、おかしな文化がまかり通っていて、一生懸命やればやるほど、思いが通じず、空回りし、消耗してしまう会社だった。
でも、今の会社は、思いを受け止めてくれる人がいるので、がんばっていれば誰かが必ず見ていて、声をかけてくれる。

作業所なので、一般企業より手厚いのは当たり前のことなんだけど。
他の会社も、この会社みたいに、社員に目を配る専門のスタッフがいればいいなあと思う。
過労・うつ病で自殺する人がいて、発達障害も社会問題になっている今の時代には、必要ではないだろうか。
会社によっては産業医とか、産業カウンセラーというのがいるけれど、社員から離れた所にいるし、まだまだ人数も、発言力も足りないのではないかなと思う。

今の会社に来てから、脳みそが回復してきたらしく、確定申告にも早めに手をつけられるようになった。

今年、確定申告に早めに手をつけたのは、将来への希望があるせいだ。
今回の確定申告は、納税額が「0円」になるので、今年は去年よりも税金が安くなるはずだ。
30年度は、前の年の所得で税金を払わなければならなかったので、本当に大変だった。
でも、それももう少しで終わると思うと、気持ちが楽なのだ。

作業所という所は、半分が福祉、半分が普通の会社という所なので、実は働いている人が、作業所に対して、「利用料」を払っている。
働いてお金をもらっているのに、利用料を払うなんておかしい、という声もあるけれど、そういう仕組みになっているから仕方がない。

利用料は所得に応じて決められており、前の年に0円もしくは、ごくわずかな所得しかなかった人は、「利用料0円」になる。私みたいに、ギリギリ生活できるくらいの所得があった人は、9000円余りの利用料を払う(利用料は最高で3〜4万円くらい)。

私は去年の7月に会社に入ったので、来年の7月までは、利用料を払う決まりになっている。
今年7月以降になれば、もう利用料を払わなくてもいい。
これはかなり大きい。

前の会社と違って、今の会社は、がんばるとそれなりに給料も上がる仕組みになっている。作業所としては珍しい。
私は幸いなことに、会社の中では「期待されている」ほうらしいので(職員さんの話)、来年度は今よりは基本給が上がると思う。

新しい事業が始まったら、今よりも長く働けるので、がんばって仕事に専念しようと思う。できれば、仕事に関する勉強もしていきたい。

前の仕事は、オンとオフの区別を付けることができず、仕事が終わるまでとにかく頑張るしかなかったけれど、今の仕事は、やりすぎれば誰かがストップをかけてくれる。オンとオフがはっきりしているので、休む時には気兼ねなく休むことができて、気が楽だ。

私の好きな、シルバー・バーチの本に、「世の中の良いものと悪いものは、一本の棒の片方ともう一方のようなもので、両方あって1つなのだ」と書いてあった。良いことと、悪いことと、両方経験してみて、初めて真の姿が理解できるようになるのだという。
私も、極端に「悪いほう」を経験したからこそ、今の会社の有り難さが分かるのだと思う。

今ではいつも、感謝しながら働かせてもらっている。
そう思うと、「悪いほう」を経験したことも、あながち悪くなかった。

映画だって、怖いことや嫌なことを主人公が経験するからこそ、ハラハラドキドキする、面白い作品になるのだと思う。
人生で「嫌なこと」が起きた時に、そんなふうに、客観的に見られたらいいなと思う。

今度の平日の休みには、早めに市役所に行ってみたい。



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