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2019年02月19日15:56

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GLP1ダイエットで、胃酸過多になってきた時

GLP1.com: GLP1ダイエットプラクティス
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GLP-1はもちろんのこと、糖尿病や内分泌代謝の治療を熟知した、糖尿病専門医が、肥満治療を実践します。


GLP1ダイエットを始めると、胃の排泄速度が低下して、
胃の内容物が十二指腸へと移動しにくくなります。



よって、胃酸で溶けにくい食材は、胃の中に留まり、それにより、胃酸が出続けることになるわけです。



GLP1ダイエットをしていると、油脂っぽい食事が嫌いになるというのは、そういう理由です。炭水化物、蛋白質などと比較すると、油脂っぽい食材のほうが、胃酸に溶けにくいから、むかつきを起こしやすく、自然に嫌いになるのでしょう。



そういうデータは、セマグルチドの臨床データとして、海外では報告されています。ですが、報告を聞くまでもなく、自分でGLP1を注射していれば、誰でも気がつきます。



さて、胃酸過多になったら、どうすればいいのでしょうか?



以前、あるGLP1メディカルダイエットを行っている患者さんは、知らないで、PPI(プロトンポンプインヒビター、商品名ですと、ネキシチウム、パリエット、タケプロンなど)という薬剤を服用して、胃酸を抑えてしまっていたそうです。確かにPPIを服用していると、胃酸分泌が抑えられ気分不快はとれますが、それでは、せっかくのGLP1の食欲抑止効果も減弱します。ちょっと、もったいないきがします。



胃粘膜を保護するつもりで、牛乳などを飲めば、今度は、牛乳に含まれるエネルギーを摂取することになり、1日のカロリーオーバーに、つながりかねません。



ということもあり、今、どういう対策がベストか、考えて居る最中です。



通常は、そこまで敏感な人は少ないのですが、私は、処方する側なので、もし、そういうことに敏感な受診者がいたら、どうするかは、常に考えています。



ゼロカロリーで、飲んで胃がすっきりして、胃酸過多にも対応できる飲み物か、食べ物、、という条件を満たす食材は、あるようで、なかなか無いものです。



ふと思い立って、アクエリアスゼロという、スポーツ飲料のアクエリアスの、カロリーゼロの飲料水を、購入してみました。実は、これは、スポーツ飲料の中では、カロリーがないという意味で、ポカリスエットとは正反対で、糖尿病の患者さんにも、よく、勧めていた飲料水です。



ビクトーザを注射して、食事をして、横になって、少し胃酸がでてきて、つらくなりそうなタイミングで、アクエリアスゼロを飲んでみると、意外と、その瞬間は、胃がすっきりします。そして、その効果は長持ちします。500mlの水分補給にもなるので、また、胃がはり、満腹感も、やや増強されます。ガスターよりは、こちらの対処法のほうが、合理的のような気がします。



他にも、GLP1ダイエットで、胃酸過多によって、脱落しそうになる場合に、どういう対処法がいいのか、検討し、適切な対応策は、まだ、完全には、見つかってはいません。



ただ、糖尿病の臨床では、そこまでの症状があると、すぐ中止して、他の薬剤に変えるので、それほど、この問題は困ってはおらず、日常臨床での支障には、なっておりません。切り抜ける内科的手法は、沢山、あります。保険がきく臨床の枠内で、いろんな手があります。



ところが、GLP1ダイエットでは、今のところ、ビクトーザしか処方できない、という点が、その意味で、他のGLP1受容体作動薬などへの切り替えがきかない、という理由において、困っているというだけです。



どうしても、、、という場合には、今、注射しているビクトーザの用量を、一度、見直し、少し少なめの量にして、注射しつづけます。たとえば、1.5mgなら、いったん、1.2mgに減らします。そして、胃酸過多が起こらないような食事にするように気をつけて、その生活になれたら、再び、投与量を増やしていくのが、望ましい臨床術かもしれません。


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