mixiユーザー(id:66133414)

2020年07月03日14:05

56 view

感染者の拡大を受けて思うこと。

4月末、あの状態での経営は、視界ゼロの濃霧の中で滝を登っている気がしていて、5月末には、ようやく少し霧が晴れ、稜線が見えてきた気がしていた。だが7月初旬の今、再び霧がかかってきて、いささか見通しがよろしくない。
だいぶこの山域(?)にも慣れて、岩の癖やコケの滑り具合は判ってきた、ルートも、たぶんあってるな、という安心感も、今はある。ここにきて、感染者が増加したり、裁判所が思いのほか、全く裁判の実現に関心がないことが露呈して、再び視界は奪われつつあるが、それでも今まで通り、一歩一歩着実に、焦らず慎重に登っていけば、やはり稜線には着くはずだ。たぶん。あの下部ゴルジュ?(4月、緊急事態宣言直後)のような絶悪な個所は、もうないだろう。
だが、沢でもそうだが、この状態がいつまで続くのかが見えない、というのは、精神的に、こたえるのだ。F1,F2,F3と越えてきて、あと、滝はいくつあるのだろう。標高差はどれくらいだろう。それが判ったからと言って、ルートが短くなるわけじゃない。担いでる荷物が軽くなるわけでもない、ってのは、それはそう。だが、それでも知りたいのが登攀者というもので、だから、ルート図が欲しいのだが、そんなもんはだれも持っていない。
だが、ルート図はないのだが、ともかくコンパスだけはある。沢筋も、たぶんあっている。だから、登る方向は判ってる、というか、ここまで来た以上登るほかないのだ。目の前にあるのは一本の沢筋のみである。いやはやうんざりするほど長い沢だが、それでも、気を抜かず、油断せず、慎重に慎重に、一歩一歩登っていくほかあるまいよ。だから、どんなに疲れても、気を抜かず、休まずたゆまず、誠実に。


2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する