最近、朝などあちこちからカラスが呼びあっている声を聞く。歩いていると、バッサバッサと音がして見上げると、頭上をカラスが低空飛行しているところだった。
今朝もゴミ出しをして帰る途中、猫に威嚇する2羽のカラスを見かけた。猫が後ずさりして去って行った後も、その方向にカーカーと泣き続けていた。
この世界は、カラスによって支配されつつあるのかも知れない。人間が自分達が支配者だと思い込んでいるだけで、実はとっくにカラスが支配していて、その下で何も知らずにゴチャゴチャうごめいているだけなのかも知れない。なんて想像してみた。
世界はそんな風に、予想外の方向から変化していくものなのかも知れない。
わたしが小さい頃語られていた未来は、車が空を飛んだり、宇宙にバンバン進出していたり、でも現実には未だにこんな感じ。まさか21世紀になっても人類は火星どころか、ろくに月にも行けてないなんて、想像もしていなかった。
その代わり、インターネットや携帯の発展があった。現実世界の他に、ネットの中に別の現実が生まれて、それに人間が踊らされるようになってきた。
ネット上の誹謗中傷や、仮想通貨が増えたの減ったので大騒ぎするなんて、昔の人には理解不能だろう。
ところで、
その前に、テレビなどのマスコミの存在も世界の概念を変えた。錯覚しがちだが、テレビの中だけが世界ではない。現実を再構成する方法は、いくらでもある。
台風21号の被害は、北海道の地震の後も続いていたのを知ってますか〜?ブラックアウトの収束後も続いた、関西と岐阜の停電・断水を知ってますか〜?
人間て結局、自分の見ている世界しか分からない。
昔の大きな出来事も、後の人が興味を持たないと何も残らない。
人間がネットやテレビにうつつを抜かしている間に、世界はいつの間にか変わっているのかも知れない。
将来、人間はネット空間の中にしかいられなくなって、また別の支配者がそんな世界は知らずに、地球上を繁栄させているかも知れない。
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