今年の金木犀
香りがなぜか薄い気がする
花の色も
あせているような…
私の心とシンクロしている
悲しさとか苦しみに草臥れてしまった
・・・
ついこの間までの夏日が
今朝は冷たい風の底に消えている
どんよりとした雲が太陽を遮ると
やはりもう冬に向かっているのだと言うことを思い知らされる
・・・
繰り返す秋の中で
もう何一つ変わることはないと思っていたけど
振り返ってみれば
失ってしまったことも数え切れずあり
目の前の悲しみに目を背けて
わずかな希望にすがってきた
到着点にはたどり着けないまま
ふわふわと
残りの時間をただ歩くだけなのかと
焦り
・・・
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