少し前に小学校の教師間でのいじめが発覚したとき、
ラジオで確かジャーナリストの大谷昭宏という人だったと思うが、
「なぜ教師が問題を起こすと教育委員会が出てきて会見をするんだ」
というようなことを言っていて、
「確かに!」
と思った。
学校で起きる問題は、町中や会社で起きるものとは少し異質で、
どちらかといえば家庭内の問題と同じような扱いなのだろう。
教師と生徒は、勉強だけでなく色んな事を教え、教わる立場で、
時には手をあげてしまうことがあっても、
それは暴力事件とならずグレーなところがあるし、
それはそれで良いと思う。
その場合に、教師の名前は伏せた形で、
教育委員会が説明をするというのはありだと思う。
ただ、完全な犯罪の場合は、
一般的な犯罪者と同じ扱いにしなければならない。
教師間のいじめの場合、あれが犯罪になるのか、
少し難しいのだが、
今回、高校か中学だったか、教師が靴の先に小型カメラをつけて、
生徒のスカートの中をのぞき見していたというニュースがあった。
これは完全な犯罪で、教師は実名で報道されなければならないはずだが、
名前は出ていなかったようだし、
なぜか教育委員会が会見していた。
犯罪者なのだから、一般的な事件と同じように、
事件の詳細は警察からマスコミに流されればいいし、
教育委員会が会見する必要もない。
一企業の社員が、電車で痴漢をして逮捕されたからといって、
会社の役員が出てきて会見するなんてことはない。
「なぜ自分たちが教師に代わって説明するのか?」
と、教育委員会の人たちは自問自答したほうがいい。
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