震災と生活保護。
あまりにも重いテーマで、
サスペンスフルなエンタメを
作った原作者中山七里、瀬々監督始め
スタッフ、キャストに拍手。
誰もが生活の困窮に陥る可能性が
ある今、この映画は他人ごとではない。
日本の生活保護使用率は、たったの1.6%。
不正受給はよく問題になるが、その率はわずか0.4%。
生活保護費が占める割合は、国の予算の0.5%。
ニュージーランド10.4%
フランス 3.9%
ドイツ 3.4% なのにだ。
生活保護費が年金より高いのはおかしいと
いう意見もよく聞くが、
年金が安すぎるのが問題なのだ。
ほんとに困っていながら、声をあげない人が
あげられない人がこの国には多い。
積極的に応援する行政も少ない。
映画を観ると、つらい事件を
巻き起こす奥底に、それらの要因があることが
よくわかる。
護るべき人たちを守れない国は、いつか滅びる。
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