ゴッホと弟テオの物語を
マハさん流に魅せてくれます。
小説の魅力は、人間のドロドロと
したものを、とんでもない心理、
人間関係、思わぬストーリー展開などに
交えて突き付けてくれるところに
あると思っています。
そこからするとマハさんの小説は淡いし、
芸術家を扱っている割には美しぎる。
一歩間違えればきれいごとに映る。
でも読んでて夢中になるし、何より楽しい。
それはおそらくマハさんが芸術の力を
本気で信じているし、美術に魅せられた人間
たちを敬っているからです。
とにかく単行本を買っても惜しくない、
数少ない作家、
それが僕にとっての原田マハです。
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