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2020年01月07日20:01

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2020年1月度活動記録

具象の鳥籠(something right)

ひさかたのひかりも穏し新年を自堕落に寝(い)ぬ倖ひの窮(きは)
さらさらと光ふりかかるためらひも払ひてきみはスタートをきる
寒風はきつく吹けるか芦ノ湖の水耀くか箱根へのみち
鬼婆と呼ばれし曾祖母(ひばば) 風邪の児に水飴舐めさすしかめ面のまま
神さまが絵筆とりたる房総の冬の朝焼け鳥の影啼く
祖母ありし初春の庭を眼裏にフリーズ・ドライの七草いただく


【余談】
6首めに添削あり。
添削前)フリーズドライ

添削後)フリーズ・ドライ
添削くださった先生の意図がわかりかねるのですが、ただ、辞書にも「フリーズドライ」の表記で載っているので、どうなのでしょうか。どちらでもいいと言えば、まぁそこまで拘ることではないのかもしれません。ですがmixiの日記にアップするに際して、すごく悩みました…。
変に拘りのある箇所なら我意を貫けるんですが、個人的にはまったくどちらでもいいと思い、また、どちらでもいいと思う場所だからこそわざわざ添削をこの箇所にくださった先生の意図をはかりかねて悩むわけですな。

さてここから余談本編(この矛盾よ)です。

今月の6首、母が「今回のはどれも好きよ〜」と言ってくれたので、もうそれだけで達成感ですよ笑。
自分としては4首めが気に入っております。うちの曾祖母(故人)、本当に鬼婆でした。で、男衆にやたら甘く、女性陣にはきっつくあたるというわかりやすい婆でした。相手が既婚者でも独身でも、年寄りでもお子様でも、一族でもよそ者でも、関係なくです。うちの犬子さん(メス)にすらとにかくきつかったね…厳然たる男好きでしたよ、いいか悪いかは別として。
そんな、女である私にとってはおっかない婆様でしたが、初曾孫だったからか、私は稀に婆様の優しい一面を垣間見る機会がありまして、これはそんな一瞬の優しい婆様の顔です。怖い鬼婆でしたが、でもいいとこあったよね…と思ってます。まぁ、ほかの女性陣から見たらもちろん擁護する余地もなく鬼婆だったけどね!
6首めの「祖母」は、鬼婆な曾祖母の息子の嫁にあたります。言うまでもなく、鬼婆様の最大の被害者だった気がします…優しいおばあちゃんでした。90歳を過ぎて亡くなるまで、ずっと祖父に恋をしていた素敵な女性でした。

2首め3首めは、読んだまんま箱根駅伝です。駅伝大好き。観戦するだけですけど。
1首めと5首めは言及の必要性を感じない…わかりやすすぎる。
そんなとこで。
【余談終了】

※短歌は「万象」に掲載したものの再録です(一部修正あるかも)。
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