別に失言したとかではございません。<タイトル
単に昔の思い出を思い出すままに書くものです。
小学生の頃、たまたま「Love is Like」という曲名を知ることがありました。
当時、英語はほとんどわからずながら、「love=愛」で「like=好き」だという知識はあるませがきでした。だもので、loveとlikeが使われているこの曲名はさぞ甘いのだろうとときめきつつ母に訊いたものです。
「お母さん、Love is likeってどういう意味?」
母(文学部英文学科卒)はさくっと答えてくれました。
「愛なんてそんなもの、かしらね?」
Σ(゚д゚lll)
子供心にすごく衝撃的でした。
時は流れ…。
高校生になった頃。懐かしいそんな記憶が「Love is Like」の楽譜を見て鮮やかに甦りました。そこで、「小さかった頃、それでショックだったんだよー!」と茶化す心づもりで、母に問いかけました。
「お母さん、Love is likeってどんな意味だっけ?」
母はさらっと答えます。
「愛って例えば、とかじゃないかしら?」
Σ(゚д゚lll)
180度違う方向性だー!!
でもたぶん、私の適当な英語力で考えても、どっちも正解なのじゃないかと思えるのですよ。
言葉ってのはまったく同じ構成であっても、そのときその場によって正反対の意味すら内包させることができるのだと、深く感じ入りました。
そういう意味で勉強になりました、が。
でもさ、小学生に「愛なんてそんなもの」との和訳を言い放つのはいかがなものかと…その2通りの和訳の出会う順番は逆のほうが私の心は穏やかであれたのではないかなぁとかそんなことを思うのです…。
もちろん逆だったらきっとここまで鮮明な記憶として残らず、ゆえにもうひとつの正反対の意味を聞くことはなかったかもしれない可能性はあるんですけどね。
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