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2008年03月16日02:10

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【内輪】お別れじゃなくて【備忘】

金曜日、新幹線は乗り逃しましたが、次点の通勤快速には乗れました。つか、3分しか出発時刻が変わらないのに……やはり日記を書いている場合ではなかったようで。ちなみに、ちょうど日記に書いた寝台列車「銀河」が隣のホームにいて、多くの人が見に来てたり、新幹線ホームを撮り鉄さんのために開放してたのに、ちょっと笑った。


小田原に着いたのは24時。ホントはお焼香をしたかったのだけど、空いてると聞いていた会場は閉まっているらしく、そもそもこんな時間に行ってご親族に迷惑はかけられないので、ゼミの教え子組に合流して、思い出話に馬鹿話を肴に賑やかに飲んで、気がつけば看板の3時。


宿を取っておらず近くのスパにでも行こうと思ってたんですが、マキコンさんの泊まる部屋に数人で身を寄せることになって、広くはない部屋で、まるで学生時代の合宿のように身を寄せ合ってまた飲み直して、いつの間にかソファで寝てしまっていて。


土曜日の朝は二日酔い気味ですが、告別式までの時間があったので、近くのスパで風呂&二徹明けでまだ眠い体に仮眠を与えることにします。ところがどっこい寝過ごしてしまい、バタバタと支度して告別式会場へ。間に合ったので一安心。


告別式は、なんかホントに「流れ作業」な業者さんで、まぁそれがやむを得ないないのは分かっているんだけど、最後にお顔すら見せて貰えなかったのは絶望した! ワシは、棺の蓋が閉じる一瞬前になんとか除きこんで、最後の恩師のご尊顔を拝し奉り、


みんなが「良い笑顔だ」と言っていたのを、理解しました。


先輩の弔辞や、涙をこぼすみんな、そして棺を閉じる前に顔を付けて号泣する奥様を見て、ワシもずっと涙ぐんではいましたが、最後まで目から零れることの無かったワシのこの日の目標は「泣かないこと」。先生は、教え子に泣いて見送られる事なんて絶対望んでいない、という勝手な妄想に基づいています。


ワシは、火葬場まで付き添っていくことになっていたんで、式場からマイクロバスに乗って真鶴へ。途中、先生の終の棲家となった真鶴のマンションの前を通って合掌。ここにも、ホントいろんな思い出がありますがそれは後述。


釜に入れられ、また号泣する先生の奥様と妹様を見て心痛みながら、忌中払いの席ではまたも思い出話。みんな、ホントに笑顔で楽しそうに悪口も交えながら思い出を話していたのは、間違いなく心の均衡を保つために自分たちなりの所作だったんだと思います。





収骨。白いかたまりになってしまった先生を見て、
ついに涙を零してしまいました。


嗚呼、冗談じゃなかったんだな、これ。





親族でもないのに、ここまで付き添わせてくださった奥様、ご親族の皆さまに感謝しつつ、小田原に戻って、残れるゼミ生たち20人以上で再び勝手に忌中払い。「寿庵」なる蕎麦屋で、酒につまみに蕎麦にを楽しみながら、再び笑顔の均衡を図る我々。零した涙の分の気持ちは、みんなで笑って補わないと、ね。


今後も、変わらぬこの集まりをきっとみんな心に誓って、散会。





コバゼミのあれやこれやを、結構mixi日記に書いていたので、一部ですがここで一気に振り返り。


酒宴、20年[2005年7月2日付]
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=24279862&owner_id=65677
※山手線飲み会、田端の記録。
 残念なことに、「先生のくたばるのが先」になってしまいました。。。


横浜の静と動〜寿町で捕まえて【前編】[2005年11月28日付]
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=58642398&owner_id=65677
横浜の静と動〜寿町で捕まえて【後編】[2005年11月29日付]
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=58791443&owner_id=65677
※2005年のゼミラリーの記録と記憶。
 近場なのに濃い中身は、いまだに忘れられません。
 後、余談ですが、そのラリーの途中に抜けて行った友人の結婚パーティw
 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=55887895&owner_id=65677


老いて尚盛んなり[2006年1月8日付]
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=72505692&owner_id=65677
※2006年の、真鶴のマンションでの新年会。
 新婚の先生、ボーリングをやる先生。
 まだまだ遊びたがっていた、教え子たち。


ゼミラリーという旅2006(長文)[2006年10月30日付]
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=256040985&owner_id=65677
※2006年ゼミラリー。30周年でしたね。
 30周年と言うに相応しい豪華な内容だったと記憶。


パーティタイム−三十年熟成−[2007年2月26日付]
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=357747881&owner_id=65677
※ゼミラリー30周年パーティ。
 ここに書いた願いは、形を微妙に変えても、きっと適うと思う。


いわばミステリーツアー[2007年11月10日付]
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=618839316&owner_id=65677
初優勝![2007年11月11日付]
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=620761209&owner_id=65677
※2007年ゼミラリーの、出発前記と、優勝記。
 詳細は追って書くとか書いておいて書いていない筆無精orz
 「来年以降も続けていくよ!」


※あと、おまけですが。
 2004年のゼミラリーで行った「越後妻有アートトリエンナーレ」に、
 2006年の開催年に行ったときのレポート。
 ↓の日記にはじまり全7回(多)。
レポその0 大地の芸術祭〜いきなりまとめ
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=206663841&owner_id=65677





さて、先生の急逝のお話は、一応、今日で最後にしようと思います。
や、このゼミの話しは、何かあればこれからも続けていきますけどね。
内輪のお話を読んでくださった皆さん、お目々汚しにて失礼しました。
内輪の皆さん、皆さんの日記を読んで、悲しみが深くなったのも事実ですが、
同時に、とてもとても、救われました。ありがとうございます。





先生が教えた30数年間は、20代から50代までの教え子たちを、
まるでひとつの家族のように繋いでくれました。


また、この仲間たちで最低年に一度はイベントを企画し、
楽しく遊んで行くと思います。


そこには必ず先生の姿もあって。





だから挨拶は、お別れじゃなくて、「また、遊びましょう」の約束。
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