まだフリーランスが美味しかった20数年前、受けた仕事は、毎回会社から数十キロ離れたスーパーマーケットで声が嗄れるまで、来店するお客に
「いらっしゃいませ、本日〇〇が大変お求め易くなっております、本日〇〇が大変にお買い得となっております」
と繰り返し声をかけ続け、単価にして数百円の商品を売り続ける行為が『営業』だった。
朝、メーカーの工場から店にトラックで届けられる商品の小高い山。
商品を買うお客から喜ばれ、お客の笑顔がこの目で見られ、ノルマは無く、山積みした商品が目に見えて減ってゆく。
それはそれは、とても嬉しく楽しい仕事だった。
食品販売の、需要と供給が相合い傘の下に温かく実現されていた仕事、それが私のフリーランスな契約社員だった時代。
業務内容の単純さに比較してペイも良かった、それは派遣法の改正前、介護保険の語さえまだこの日本国に存在さえ無かった時代の、夢の様に楽しい営業販売の遠い遠い今は昔の物語。
就職氷河期が過ぎ、派遣法が改正され国民年金の掛け金が上がり派遣切りの語が流行し介護保険料の値上りを怖れてユーザーは介護保険の利用を控えて今、次には消費税が10%に上がると言う。
■郵便局員「みまもり」で自爆営業が横行 ノルマが中止に
(朝日新聞デジタル - 09月17日 06:41)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5790833
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