mixiユーザー(id:65672329)

2019年05月16日02:47

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白薔薇

深夜、トイペが切れたと不粋な理由で散歩という買い物に出る。

夜目にも鮮やかな純白が、目を射る。

フォト





昔に読んだ漫画はジャンルがオカルトである筈なのに、いつの間にかカートとマデラインの恋の物語が主題にすり変わってしまい、私にとっては怪談でさえなかったほのぼの系の妖怪お祓い漫画は、最後はカートの親友だったダンジェとキェンの恋の成立で幕を閉じた気がした。

顔の見えないマデラインのような人々はわりと街のそこここに住んでいて、言葉を交わす事はなくても少女漫画のヒロインのような心象を夜の闇に咲かせている。

言葉がその世界の殆どを支えるインターネットと違い、リアルの世界に言葉は無くて良い。

その咲かせた花が、全てを語っている。
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