No.0703
特別編 『Cross Over』
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Last Scene
(Vol.9 ○い関係)
あの日、私はおもちさんにある一通の手紙を手渡した。
陽君に向けて書いた大切なお礼の手紙。
あまり上手く表現出来ていないけど、私なりにこれまでの想いを手紙にしたのだ。
〜楓の手紙〜
陽君へ。
ゴメンね、突然こんな手紙を出して。
実はね、ずっと言えなかったあの時のお礼がしたくて、
私の想いを手紙にしました。
最後まで私に逢ってくれなかったねっ。
恥ずかしいのは私も同じだよ。
陽君があんなに勇気を振り絞って、私を二度も助けてくれたんだもの。
直接逢って、いっぱいいっぱい陽君とお話したかったなっ。
多分、顔を背けて照れると思うけど、
そんな陽君も可愛いよ☆
ホントにホントにありがとうっ。
陽君は私の命の恩人です☆
拙い文章ですが、
最後に陽君の事が好きですっ。
神月 楓
特別編 『Cross Over』○完結○
-Preface-（後書き）
今年の特別編のテーマである【交差】は、
従来の特別編には存在しない異質なものとなった。
楓のすれ違い描写は、
私の“本音”を上手く世間に発信出来ていない結果の現れとなっており、
本編中で楓視点に変わってからは、夢の中の私は二度と生き返らないようにした。
楓の切ない恋心は、これからもずっと私を追い続けていくと思う。
陽菜のように傍に居てやれない、
苺のように互いを守り続けられない、
なるのように代わりをしてやれない、
結のように心を一つにしてやれない、
奏(姫)のように共に苦難を乗り越える事も叶わない、
楓の哀しみは、これまでのヒロインのようにはいかない。
過去の5人よりも最も可哀想で、悲惨な目に遭う楓。
もし、すぐに楓と私が出会っていたならば、この幾何公差は無かったかもしれない。
勿論、夢の中で死を遂げた私にあの手紙の内容は一切届いていない。
Illustration Vol.100-3
イラストを御覧の際は、画像を拡大して下さい。
陽菜、苺、なる、結、奏(姫)に続くオリジナル女の子キャラである“楓(ふう)”。
上記にもある通り、可哀想過ぎる末路を辿った女の子。
キャップ姿だけを見ると、男勝りな性格にも見えるが、
実はかなり女の子らしい一面が強く出ている。
制服のベースは苺、顔の感じは陽菜となるを足して割ったような感じにした。
制服のスカートは陽菜と同じものを着用している。
キャップの交差マークは、タイトルにもある通りそのままの意味である。
【基本情報】
名 前：神月 楓(ふう)
生年月日：神月 陽(MARL)のPROFILE参照。
身 長：143（参考：陽菜→146 苺(めい)→144 なる→145
結→149 奏(姫)→147）
体 重：34〜36（参考：陽菜→37〜39 苺(めい)→35〜37
なる→35〜37 結→38〜40 奏(姫)→36〜38）
特記事項：私の事をこれまでのヒロインには無い、
本名で呼ぶのは私の“本音”部分から。
本編中も感情を押し殺すのが苦手な分、
本音部分が暴走して私に逢いたい想いがより一層強くなる。
“会う”から“逢う”に表記が変わった時点で、
完全に私に恋心をより強く抱くようになる。
付）陽菜→私の“女の子ver.” 苺(めい)→私の“別人格”
なる→私の“生まれ変わり” 結(ゆい)→私の“影”
奏(姫)→私の“真眼(右目)” 楓(ふう)→私の“本音”
※それぞれ性格が異なる。今回の“楓”は、前の5人よりも最も体格が小さく、
一見するとボーイッシュな見た目とは裏腹に、
女の子らしい泣き顔をよく見せる可愛い子。
【楓の衣装】
水色のキャップ（楓の刺繍と、MARL○の刺繍入り。交差マークが特徴。）
ウサギの髪留め
黄色のリボン
水色のセーラー服＋アイボリカラーのトレーナー
（XXL以上相当のサイズ。女の子が着るにはかなりぶかぶか。）
ピンクと赤のチャック柄スカート（白のフリル付き）
（イラストでは見えないが）白のルーズソックス（かなり大きめ）
あと、かなり寒がり。
to be continued……
（通常版再開は未定。決定次第、Topにて告知。）
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