mixiユーザー(id:65610402)

2020年06月17日19:05

17 view

Blank Reparation

No.0646

『Dekadenz』
Written by : MARL

Review : 06/10 Diary

 『あの子』
 その子には両親が居ない。
 昔、元の家族から捨てられてしまったその子。帰る場所はもうどこにも無い。

 ――いつも泣いているのは誰?

「お嬢ちゃん、どうしたんだい?」

 その子が気付いて顔を上げると、そこには優しく声をかけてくれた“ヤクザ(以下、輩)”だった。
 すぐに逃げ出したかったが、輩はその子の手を無理矢理掴むと、

「行くところ無いんだろ? だったら、俺んとこ来いよ」

 ――逃げても無駄だよ。

 その子は怯えていた。だが、輩は容赦なく組事務所へと連れ込むと、

「今日からお前は俺らの“奴隷以下”のクソだ!」

 クソと言いつつも、その子の事は放っておかず代わりに毎日苛め倒す性根が腐り切った輩の巣に軟禁、否完全監禁されてしまう。その子にはもう逃げ場は無い。死なない程度に痛めつけられ、侮辱され続け、挙句の果てにはまともな食事すらも摂らせて貰えない始末。その子は大声で泣く事も許されず、拘束された身体のまま、寂しく死ぬまで完全に助けは来ない状況に。冷たく暗い狭いところで、その子の亡骸を見た輩の一人が、

「あぁ!! ムカつく!! こんなん(死体を)痛めつけても腹の虫が治まらねぇ!!」

 それでもその子の亡骸を見るに堪えないほどボロボロにしていく。やがて、時を経て腐臭と共に輩共もその子の亡骸に近付かなくなった。腐臭に耐えられないのと、呪い殺されそうだから、という理由で。

 ――まだまだ地獄以上の拷問は続くよ。

 数日後――

 ――次はお前達の番だがな!

 数日後、輩共が日を跨いで一人、また一人と不自然な死を遂げた。ついに組事務所にはその子を拾った輩のみが残るが、その輩はその子が死んだ牢へと怖々向かう。すっかりカビの生えた害虫が蔓延る牢は、かつての暗い雰囲気とは一転、目を伏せたくなるほどの地獄絵図だった。死体に群がる害虫はその子の亡骸を喰らい続け、火葬されとなnいその肉てtいは、、、しの残骸てがむばったらから。 しす死すだだらその輩わすんだらしし。
「どdしして助け ttくれれれなの?」
 いあでも牢中には、そのkの呪いが腐臭だららでsすった。

 ――(一片のメモより)理不尽な部分の世の中に対する私なりの感情の解放、つまり怒りに震えながらこれを書き下ろした。
助けてあげられなかったあの子、まだ私の夢の中で苦しみ続けているのか。それとも、
同じような境遇の子が今もどこかで苦しみ続けているのか。
 どうか知らん顔で逃げないで下さい。私の切なる願いで(メモはここで途切れている。)

  『Dekadenz』完

 ◇Explanation◇→ 『Dekadenz』

 前々作の『Korruption』に続く数行短編第2弾、数行短編を構想するのは割と労力が必要だと最近になって痛感した。世の中の不条理〜残虐なニュースに至るまで、私なりに解釈した想いが詰まった短編。一見すると、子供には刺激が強過ぎる話が多いようにも思えるが、どれも大人向けという意味で書いたのではない。
 どれか一つでも共感出来る要素があるのならば、私と価値観が近いのかもしれない。

2020/06/17 MARL
3 1

コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年06月18日 06:59
    その輩、最悪ですね。
    人として、最低・・・
    人間失格だね。
    地獄に落ちよ!だよ。

mixiユーザー

ログインしてコメントを投稿する

<2020年06月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

最近の日記

もっと見る