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2019年09月15日19:10

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MGC〜マラソングランドチャンピオンシップ〜

No.0487
東京五輪出場枠を賭けた本大会がいよいよ開幕!!
昨年からの冬の選考の選考レースで選出された男女共、有力な選手層が揃い、
男女各2枠ずつの狭き門のレースが時差でスタート。

今大会は、NHKとMBSの同時中継ということで、
男子(MBS)と女子(NHK)を交互に観戦、という観戦側からすれば忙しない感じに。
私の優勝予想としては、男子が服部選手、女子が鈴木選手かな。
ここからは男女それぞれの観戦記。

<男子>〜MBS〜
気温25度の中、本来のスタート時刻から約1分遅れてのスタート。
スタート直後から設楽選手が公言通り、「先行逃げ切り」の戦略でレースに挑む!!
入りの1kmを3分で通過し、最初の5kmを14分55秒で難なく突破。
後方の集団との差を1分以上に広げていく。

10km地点でも29分52秒とペースは変わらず。
設楽選手は日本記録を上回るハイペースで、後方とは1分44秒の大差をつける。
15km通過、設楽選手は44分59秒。
10〜15kmの5kmは、15分7秒という安定感を見せ付け、
この時点で後方の本命である大迫選手は、トップの設楽選手と2分13秒差の3位。

20km地点。設楽選手は1時間4秒。
ここで後方の2位集団の鈴木選手が実力を少しずつ出し始める。
気温は28度までに上がり、持久戦としては過酷な状況に。
25kmを通過時点で、設楽選手は1時間15分32秒。変わらずに独走を続ける。

勝負が動き始める30km地点。
設楽選手は1時間31分41秒、25〜30kmの5kmはついに16分9秒とペースダウン。
後方の2位集団は、設楽選手の背中を捕えるべく奮闘。
35kmを通過後も、設楽選手の独走は変わらず。
この時点で、ついに2位集団が設楽選手の背中を捕え、設楽選手は後ろを振り返る。

37km過ぎ、ついに設楽選手の独走が終わり、2位集団に吸収される。
この時、2位集団の中に居た鈴木選手がトップに立つ!!
そのまま設楽選手は後方へと順位を落とし、そこから2km先の39km地点では、
中村選手がスパートをかけ、帽子を取った瞬間に後方を大きく引き離す展開に!!
鈴木選手は中村選手に追い抜かれ、
中村選手を追う服部選手、大迫選手が最後のスパートをかける!!

白熱したレース展開に終始興奮しっ放しになっていたが、
表情に限界が見える中村選手、ついに後方の2人を振り切り、このMGCを制した!!
一方で、服部選手はあの日本記録保持者の大迫選手に競り勝ち、
2位と共に東京五輪内定!!

レースを終え、大迫選手は実力を出し切れなかった自分自身に対し、
怒りと悔しさでインタビューに答えていた。
優勝の中村選手は、2時間11分28秒と、
やはりこの暑さの中では、記録が出づらかったのでは、と思う。
それでも今大会のルールとしては、記録よりも順位で決まる為、
3位の大迫選手が最も落胆したのではないか。


<女子>〜NHK〜
女子の出場選手数は僅か10名。
本命の鈴木選手と松田選手を筆頭に、かつてのトラックの女王である福士選手の姿が。

レース序盤、男子同様いきなり一山選手がトップに出てレースを引っ張る展開に。
入りの1kmが、3分20秒を切るハイペースで序盤は展開。
3km地点では、早くも松団選手が遅れる。一山選手は変わらずトップで集団を引っ張る。
5km地点で16分31秒のハイペースとなり、一山選手が独走状態は変わらず。
この時点で最下位の野上選手は、解説の有森氏に実力に関して厳しく言われる始末……。

10km手前の8.5km地点。
前田選手が集団の前に出始め、ペースを変化し始める。
10km通過時点でも33分34秒とペースは落ちず。
11km以降、前田選手が先頭に立ち、ここから序盤とは違ったレース展開に縺れ込む。

18km手前、福士選手が遅れ始め、続いて安藤選手も遅れ始める。トップは前田選手。
中間地点でのトップは前田選手と変わらず、2位の鈴木選手との差は9秒。
後半戦から前田選手の怒涛のペースでレースは進み、
2位の鈴木選手との差を30秒にまで広げる。

レースが動き始める30km以降も前田選手の独走は続き、
残り2km地点での2位の鈴木選手との差は、2分48秒。
ここで既に前田選手の優勝がほぼ確定し、そのまま見事に優勝を決めた!!
記録は2時間25分15秒と、2位の鈴木選手と大差を付けての圧勝だった。
一方で序盤最下位の野上選手は、最終的に5位と奮闘!!
解説の有森氏は、厳しく言って悪かった、と謝罪していた。

東京五輪の切符を掴んだ前田選手、鈴木選手だったが、
男子共、私の予想選手は2位に終わった。
3位の小原選手は「(今回の結果に)満足していない」と、
大迫選手同様悔しさを露わにしていた。

この冬に行われるMGCファイナルチャレンジの結果次第では、
今大会の3位の選手(大迫選手、小原選手)が内定かもしれないし、
特に男子の設定記録が日本記録の塗り替えなので、ほぼ大迫選手で確定かも。

やはり外国勢が不在のレースだったので、
予想通り最後まで白熱したし、
ほんの僅かな気候条件や体調次第では大きく結果に左右するので、
来年の東京五輪のマラソンでは、どのような一波乱があるのか。
その前に今月27日から開幕の世界選手権から観戦しないと。

2019/09/15 MARL
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