異文化交流の怪

異なる文化・言葉を
持った人を理解するのは、
やはり難しかろうと思う。
宇宙人と遭遇したときに、
言葉の文化が
有るか無いかで、
話し合えるかどうかが
分かる。
というようなことを
言っている
SF作家だったかが
いたと思うけど、
僕はそうは思わない。
たとえ言葉が
有ることが分かっても、
擦り合わせの困難に
直面するから。

こちらが相手の
良いところを見つけても、
彼らがそれを自分たちで、
良いところだと
思っていなかったら、
価値観の共有は
成立しない。逆もしかり。

伝説巨神イデオン
というアニメで、
地球側が降伏のつもりで
あげた白旗を、
異星人側は、
徹底的に戦う印だと
真逆に理解する
というシチュエーションが
あった。
これはアニメだけの
話ではなく、
例えばアフリカの
ある部族では
首是の仕草が、
首を横に振る
というモノが有る。
否定の時には
首を盾に振る。
こういう、
我々の知っている
常識の真逆の価値観が
あるという事は、
覚悟しておかなければ
ならないと思う。
たとえ、知ってる
つもりの国に対しても。

ネットのおかげで、
目覚めてくれて
いる人は、
若い人から
どんどん増えているとは
思うのだけど、
いかんせん、
ネット民でない方々が
洗脳からなかなか
抜け出せないで
いるといという。

いや、ネットのせいで
逆に先鋭化して
いってるケースも
あるので、
なんともはやなのだけど。
どこからか
降って来る情報だけを
丸飲みにするのではなく、
自分で探しに
行く意思が無いと、
なかなか難しいのは確か。
日本にいてソースに
溢れていても、
そうなのだから…