風に立つライオン

さだまさしの
「風に立つライオン」
という歌があるんだけど、
さだまさしのファンだ
と名乗っておきながら、
実は知らなくて、
25歳の時、
とある女子と会話した時、
「私は「風に立つライオン」が好き」
と言われ、
何じゃそりゃ？
と心の中では思ったのだが、
「ああ、あれもいいですよねぇ〜」
とか適当に答えて
いたわけだけど、
家に帰る道中、
レンタルだったか、
買ったのか忘れたが、
入手して、聴いて、
なるほどいい歌だなぁ
と思った。

ただ、歌詞の中で
ひっかかる部分が
無いわけじゃない。

♪ やはり僕たちの国は
残念だけれど何か
大切な処で道を
間違えたようですね ♪
ここなんか、
おまえがそこにいる
理由は何だよ？
とか思うわけです。
そのアフリカが
「大切なところで、
　道を間違え」
て無かったら、
おまえがわざわざ
日本からそこに行って、
医師として働く理由は
無かったんじゃね？
アフリカ人が自分らで
どうにか
できたんじゃね？
とか思うわけです。

ヨーロッパに
植民地に
されたからとか、
言いたい人も
いるだろうけれども、
同じ植民地支配された
インドはどうなん？
とか、アメリカに
焼け野原にされて、
ほぼ何もない状態から、
経済大国にまでなった
日本の何が
間違っとるん？
とか思うのですよ。

♪ 診療所に集まる人々は
病気だけれど
少なくとも心は
僕より健康なのですよ ♪
ここも文句がある。
映画化された
「風に立つライオン」でも
表現されてるけど、
銃持った盗賊が
ウロウロしていて
危なっかしくて
しょうがない状態を
心が健康って何なん？
同じ黒人同士で、
部族が違うだけで
殺し合う心の
どこが健康なん？
学校に通う子供たちを
グロスで誘拐して
売り飛ばす心の
どこが健康なん？

♪ 僕は今を生きることに
思い上がりたくないのです ♪
おまえは何しに
アフリカに行ったん？
アフリカの人を
自分の医療技術で
治せると思い上ったから
じゃないん？
日本国内にだって、
貧しくてまともに
医療を受けられない人は
いっぱいいるのに、
何でアフリカなん？
日本は大丈夫って
それも思い上がり
じゃない？

♪ 僕は風に向かって立つ
ライオンでありたい ♪
知ってっか？
ライオンの雄って、
メスにめっちゃ弱くて、
狩りも下手くそなんだぜ。
いや上手だとしても、
結局、狩りって
自分よりも弱い動物を
殺して生きるって
事じゃね？
しかも雄ライオンって、
お腹が減って、
狩りする元気もないと、
雌の居ぬ間に、
子ライオン食っちゃう
ことが有るって
知ってっか？
ライオンなんて
そんな立派な生き物じゃ
ないぜ。

「風に立つライオン」は、
実話って体で
紹介されることが多いけど、
映画版は大沢たかおが、
めっちゃさだまさしの
書いた小説版に感動して、
自分を主役に映画化して
ってさだまさしに懇願して、
制作されたんだけど、
最後、主人公、死ぬんよ。
さだまさしが、
「風に立つライオン」を
造ったのは、
知り合いの医者が
過去に医療支援で
アフリカに行って来た話を
聞いて
インスピレーションが
沸いて作った曲なんよ。
つまり、主人公の医者は
生きて日本で
医者してるんよ。

実話じゃねぇ〜じゃん。
勝手に殺すなやｗ

因みに、歌謡曲に
全く興味がない妻が、
この歌はいい。
と言っていた。

メロディーラインに
アメージンググレースが
利用されてるから、
かも知れない。