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2020年06月07日15:20

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倉山満著「嘘だらけの日米近現代史」読書感想

この本の初版は
2012年9月なので、
まだ民主党政権下の
日本での執筆
ということになる。
これが今書かれていたら、
日本政府の対応について、
また違った感想が
有るのだろうなぁ。

倉山満氏の
「嘘だらけのシリーズ」は
最初に見たのが、
日仏近現代史で、
非常に面白かったので、
発行順番バラバラに見た。

意外と知らない
アメリカ史というか、
ジョージ・ワシントンが
頭目をやったアメリカって、
元々欧州連合みたいな
共同体だったのねぇ。

ウィルソンの適当ぶっこいて
世界を混乱させるとか、
満州で張学良が
やりたい放題やって
ブチ切れた関東軍が撃退したら、
事情を知らない欧州が、
侵略だ!と騒いだり、
近衛文麿の側近が
ソ連のスパイだったり、
ハルノートの文面を書いたのも、
ソ連のスパイだったり(^^;
どんだけソ連のスパイに
翻弄されてんねん(^^;

「泰平の眠りを覚ます
 上喜撰(じょうきせん)
 たつた四杯で夜も眠れず」
って習ってた江戸幕府の
オタオタも、
実はそんなこともなくて、
幕府、頑張ってたよとか。

ただ、リンカーンに関しては
ちょっと反論したい。
アメリカが欧州連合
みたいなものだったのを、
リンカーンが侵略して、
合衆国にしたという旨の
話があるのだけど、
今の欧州連合見てると、
無理やりにでも
合衆国にして
正解だったんじゃね?
と思えるし、
黒人奴隷制度の
廃止に関しても、
利用した風な物言いだけど、
リンカーンは大統領になる前、
いや、議員に
なろうとした当時から、
奴隷解放は言ってて、
それでは、当選できなかったので、
一時的に主張を引っ込めた
だけだと思われるのよね。
リンカーン本人にしてみれば、
奴隷解放は既定路線
だったと思われる。
スピルバーグの撮った
リンカーンって映画で、
「方位磁石の刺す方向に
 真っ直ぐ行けば
 北に向かうことが出来る。
 でも実際は、山が有ったり、
 池が有ったりして
 真っ直ぐ進むことは
 できない。
 回り道も必要になる」
的なセリフが有るのだけど、
実際にそのセリフを
言ったかどうかはともかく
まさにそういう事を、
リンカーンは
考えていたんだろうなと。
もちろん、じゃぁ、
何故ネイティブアメリカン
虐殺は放置?
って話はあるけど…

シリーズ通して思うけど、
日本の政府、
明治時代の間は外交とか
すっげぇ旨い事やってたのに、
なんで、昭和になって
急に下手になったん?
ってこと。
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