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2020年06月06日23:09

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カツラ

いわゆる催眠商法を
駆使した物販業者なんだけど、
固定店舗は持たず、
一月とか二月とか
広い土地を借りて、
(都会だと
 テナント借りかな?)
そこに大きめの
プレハブを建て、
その地域に
チラシをばらまき、
来てくれたら
無料で食品などの
商品を上げるよ。
と、客を釣って人を集め、
集まった客に1時間ほど
自社の取り扱っている
製品の説明を
口八丁で行い、
買う気にさせるというやつ。

数年前、そのチラシが
我が家のポストに
入っていたので、
興味本意で行ってみたんだな。

チラシを提示すると、
用紙に名前を書かされて、
仮店舗の広間に通される。
名前を書いた紙は、
その後の毎週二回行われる、
商品説明会に参加する
パスのようなものになる。
これで、何回でも
行こうと思わせる
作戦だな。

店舗内の広間には、
百人前後座れるくらいの
スペースがあり、
実際、説明が
始まるころには、
満席だった。
殆ど高齢者だけど、
中には子連れの
若い主婦とかもいて。

前座みたいな若い営業が、
まずこれからの
あらましを説明して、
チラシにある商品を
配布し始める。
買えば千円以上
あるいは二千円くらいは
しそうな 商品だけど、
百人前後に
タダで配って大丈夫か?
と思いながら受け取る。

で、本チャンの
説明者が表れて、
取扱製品の説明を
始めるのだけど、
世間話あり〜の、
漫談あり〜ので、
ちょっとした
小噺を聞いてる感覚。
非常に面白い。
1時間かけて
商品を説明するのだけど、
彼らは欲張らないw
取扱製品のほんの一部を
丁寧に説明するだけ。

説明後に配られる
カタログは、薄いモノで、
全製品を網羅している
わけではない。
多くの製品を網羅している
カタログは有料になる。
でも押し付けない。

話が終わると、
また、無料で取扱製品
(主に菓子類だけど、
 これも千円以上、
 下手したら二千円
 越えるかも)を配布。
高級そうなカステラも
貰ったのだけど、
これがすんげぇ美味いの。
金有ったらぜひ
買いたくなる代物。

帰るときには
タダでもらった商品が
結構な量で、
大きなカバンが
欲しくなるw

次に訪れた時も
同じような感じ。

これを週二回やるわけだ。

来客の駐車スペースまで
確保できる広さの
土地を借り、
プレハブを建て、
複数人の営業を使い、
チラシをまき、
来客に、こんな高い商品を、
タダで配って、
収支が合うのか
不安になるのだけど、
確かに、買ってっと
紹介される商品は
結構な高額が多いけど、
数百円の商品もある。
ちゃんとペイできるから、
続いているのだろう。
不思議だ。

僕は飽きるまで通ったけど、
結局、金を出して
モノを購入したことは
一度もない。
そもそもそんな金が無い
というのが正直な
ところだしw

いや、実際、敷掛けだけで、
毛布要らずで暖かい!
と紹介された羽毛布団が、
本当にくっそ暖かいので、
ビックリした。
実は電気毛布
仕込んでないか?
と疑いたくなるくらいw
(どこにもコードは
 なかったよw)

で、やっとここから本題ww

その集会に、結構な頻度で
鉢合わせする
知らないおっさんがいた。
特徴有り過ぎて、
見たら忘れられない
感じの人だ。
はっきりいおう。
あからさまに
カツラを頭に
乗せている人である。
地毛と、カツラの
色が違い過ぎて、
例えるなら、
カトリック司祭がしている
あの赤い小さな帽子を
乗せているあれの、
カツラバージョンだと
思ってくれればいい。

このおっさん、
実は、これまた結構な頻度で
某巨大小売店の
スーパーでも出会う人で、
小さな市とはいえ、
人口40万のその町で、
そんなに会うものか?
と思うくらい、遭遇する。
特徴有り過ぎなので、
目立っているから、
というのもあるかもしれない。
と思っていたら、

さにあらず。

ある日、いつものように
女房の買い物に付き合って
某巨大小売店の
スーパーにいると、
そのカツラのおっさんが、
ひとりの男の腕を
引きずるように引っ張って、
事務所の有るらしい
場所に向かっていた。
片手には、何かの商品が
入った買い物かご。

引っ張られている男は、
小さな声で、しきりに
「ごめんなさい。
 許してください」
と言っている。

そう、あの
カツラのおっさん、
万引きジーメン
だったのです!

そりゃ同じ
某巨大小売店スーパーで
よく見かけるはずですよ。
そこで働いてるんだもの。

人は見かけによらない。
というか、
あんな目立つ
ジーメンでいいのか?
と思ったのでしたw

前置きの方が
長いお話でしたw
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