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2020年05月24日10:23

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「日本にはびこるトンデモ左翼の病理」石平著 読書感想

石平氏といえば、
自称リベサヨの人は
その名前も見たくない
聞きたくない。
そんな感じだろうなと思う。

実は、語り言葉は
1988年から日本にいるのに
あんまり日本語が
上手じゃないし、
けっこう直ぐ
カッとなる性格のようで、
人間味が有るといえば、
そうなんだろうけど、
怒鳴るのは止めて欲しいと
思うのであった。

ときに、外国から来て、
帰化したとはいへ、
母国を批判する石平氏は、
右翼なんだろうか?
左翼なんだろうか?
本の体裁としては、
基本、以前に氏が
ツイッターで呟いた、
内容を、列挙解説するという
流れになっている。
何しろ2016年の話なので、
2017年終盤から
今年中に起ったことは、
反映されていない。

まあ、それはともかくとして、
この本に登場する、
左翼というのは、
本当の意味で
左翼なんだろうか?
という疑問がある。

別の本の言を信じるなら、
右翼左翼という区分けは、
フランスの議会で、
議事長席からみて、
右に座っていた人々が右翼、
左に座っていた人が左翼だ
と呼ばれるようになったのが、
始まりだそうである。
右翼は、王党派だったり、
現政権擁護派だったり
するのに対し、
左翼は、革新派、
権威の否定などなど、
(ほんとは一概には
 言えないらしいが…)
ただ、ひとつ言えるのは、
どちらの側も、
フランスという国体を
いかに維持するか?
という考え方を
しているようである。
右派でも左派でも、
フランス国旗は振るし、
フランスの共産党でさへ、
フランス国旗を大事にする。
なにより、第二次大戦中、
ドイツの侵略を
受けたフランスで、
地下組織を作って
フランスの主権回復の為に
戦ったのは、
共産党だという。
戦後、逃亡先から
のこのこ帰国した
ドゴールではない。

ひるがえって、
日本を見た場合、
どうだろうか?
自称左翼または
リベラルだという彼らは、
国益を本当に考えた
活動をしているだろうか?
大平洋への出口として
日本に明確に
野心を示す中国や、
反日思想の布教を
これでもかと続ける韓国、
こともなげに
日本の上空を
ミサイルを通過させ、
日本を人質にアメリカに
揺さぶりをかける北朝鮮。
それらに対して、
自称左翼・リベラルは、
どんな対応をしているか?

彼らの主張は、
基本、絵に描いた餅であり、
日本をやり込めたい国々を
利する意見にあふれている。
左派とて、愛国者なら、
国防の事を考えるのが
先決だろうに、
実際の彼らの思想は
「九条護憲」であり、
「殺すより殺されよう」
なのだから、
そもそも、守るという
意識が無い。
まさに本にある
「平和」より「平和主義」
なのではないか?

戦争したら、
夫や子供が殺される!
という人もいる。
では戦わなければ、
侵略されても
殺されないのか?
ところが、彼らは、
中国が侵略してくる
わけない。ともいう。
何故か、
自称左翼・リベラルは、
チベットやウィグルで
何が起こっているのかを
話さないし、
故意に避けようとして
いるように見える。
南シナ海での勝手な
主権侵害にも沈黙をする。
そんな話は中国に
利さないからではないか?
と思われても
しかたがあるまい。

左翼も生まれが
国家守護にあるなら、
日本の自称左翼・リベラルは
それこそ、
「自称」でしかない。
と思われる。
「トンデモ」
と言われる所以だろう。
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