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2020年05月19日21:45

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「撃墜王は生きている!」井上和彦著 読書感想

初版は単行本で
2015年5月に
発売されたものだけど、
その時は気が付けなくて、
今年7月に文庫本で
出ていたので、9月に入手。

面白い。
という感想が
適切なのかどうか、
悩ましいところだけど、
面白い。
爆撃に逃げ回っていた
だけの民間人の方々の
戦争体験とは全く別な
戦争体験がここにある。
という感じ。

こういう体験記は
もっともっと出版されて
しかるべきだったろうに、
気が付くのが
遅すぎた感が否めない。
自分の体験を
出版できたのは
僅かばかりしかないという…。
競って出版されたのは
悲惨な体験記ばかり…。

確かに日本が武布に走って、
慢心し敵を
見誤ったことは
いただけないけど、
国を守るために
純粋に戦った若者たちを
全否定するかのごとき
戦後史は、
散華された方々に
申し訳ない気持ちになる。

自分が戦ったわけでもないし、
ましてや、
戦死された方々の心持など
わかりようもないけど、
この本は、いい本だと思う。
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