大平洋戦争時、
というか戦前、
日本の複数の銃器開発者が、
自動小銃の開発をしていた。
完成はさせていないが、
それは軍が開発にかかる費用を無駄であると判断して、
計画を打ち切ったからだ。
ゼロ戦や大和などの戦艦には
巨費と日本の能力を余すところなく発揮したのに、
戦力として絶対的に有利になることが分かっているはずの
自動小銃を、命中しなかった弾は無駄になるという理由で、
開発を打ち切ったのは軍の大きな打算であったと思う。
アメリカのM1ガーランドに押されて、
慌てて開発を再開したが時すでに遅しで、
日本兵はむざむざ非力な銃で
戦う事すらできない状況になった。
当時の戦争において使用された銃が、
ほとんどボルトアクション式だったから、
それ以上強くする必要が無い。
という判断が軍にあったとするなら、
戦争に勝つ気が無かったとしか思えない。
戦争は圧倒的な戦力で押してこそ、
短期で決着をつけられるし、
短期で済めば、かかる費用も少なく
人的被害も少なくて済むはずだし、
かてて加えて、敵に与える憤怒も小さくて済む。
日本はそもそも、
太平洋戦争を短期で済ませる気だったはずなのだから、
戦力の圧倒的差は、重大な要素だったはずなのに。
日中戦争でチンピラ兵士ばかりの国民党軍に勝ったくらいで、
いい気になっていたとしたら、
日露戦争のギリギリの勝利は
何の教訓にも成っていなかったという事か?
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