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2020年03月12日05:58

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古楽の楽しみ、他XXXI(随時追記)

古楽の楽しみ 2020/1/20(月)放送分
▽フランスの宗教音楽 テ・デウムを中心に(1)
ご案内:関根敏子/今週は、17、18世紀のフランスの宗教音楽、テ・デウムをご紹介します。1日目は、リュリのモテットとテ・デウムをお聞きいただきます。
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フランス宗教音楽はルイ14世の時代に大きく変化
グレゴリオ聖歌やルネサンスの音楽が演奏されていたが
通奏低音が登場しグラン・モテ(オーケストラと合唱)
1650年に実権を握ってから顕著になる、リュリの存在が大きい
リュリの宗教音楽は宮廷での出来事と結びついている
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リュリ
「平和のモテット」から
(バス)フロリアン・ヴェストファル、(カウンターテナー)フランソワ・ニコラ・ジェロ、(合唱と合奏)ラ・サンフォニ・デュ・マレー、(指揮)ユーゴ・レーヌ、ほか
リュリ最初のモテット、1660年8月29日に演奏
ピレネー条約締結&スペイン王女との結婚
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リュリ
モテット「めでたし天の贈り物」
(カウンターテナー)ジェラール・レーヌ、(テノール)ジャン・ポール・フシェクール、(バス)フランソワ・フォシェ
(合奏)レザール・フロリサン、(指揮とオルガン)ウィリアム・クリスティ

3声部+通奏低音のプティ・モテを10曲残している
1665年に出版された国王の礼拝用歌集から
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リュリ
モテット「おお、いとも甘美なる主」
(ソプラノ)モニク・ザネッティ、(ソプラノ)アルレット・ステイエ、(メゾ・ソプラノ)マリー・ボワイエ
(合奏)レザール・フロリサン、(指揮とオルガン)ウィリアム・クリスティ

女声3部+通奏低音
修道院のために作曲されたのではないか、当時の修道院は夫を亡くした或いは財産がない等様々な理由で女性達が暮らしていた
歌ったのはお気に入りの女性歌手達と言われている
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リュリ
「テ・デウム」から 前半
(ソプラノ)ソフィー・ジュンケル、(ソプラノ)ユディト・ファン・ヴァンロイ、(テノール)マティアス・ヴィダル、(テノール)シリル・オヴィティー
(テノール)ティボー・レナールツ、(バリトン)アラン・ビュエ
(合唱)ナミュール室内合唱団、(合奏)ミレニアム・オーケストラ、(指揮)レオナルド・ガルシア・アラルコン

長男の洗礼式のために数週間で作曲、洗礼式には国王とその后も立ち会う
この曲が気に入った国王はその後も姪の結婚式や王子の病気回復の為に演奏させた
合唱は二つ、ソリストたちは小合唱も担当

ヴェルサイユ宮殿でのライブ録音
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リュリ
「テ・デウム」から 最後の部分
(ソプラノ)ソフィー・ジュンケル、(ソプラノ)ユディト・ファン・ヴァンロイ
(テノール)マティアス・ヴィダル、(テノール)シリル・オヴィティー、(テノール)ティボー・レナールツ(バリトン)アラン・ビュエ
(合唱)ナミュール室内合唱団、(合奏)ミレニアム・オーケストラ、(指揮)レオナルド・ガルシア・アラルコン

1687年、国王の病気回復を祝って演奏されたが
合唱と器楽で150人もの演奏家を前に誤って鉄棒で足を突き、その二ヶ月後に世を去る
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抗生物質も麻酔もない時代、足ドンで落命したリュリが仕えた太陽王ルイ十四世は痔疾の手術に見事耐え抜かれた筈(朝から何ちゅー話
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バロック以前は太い杖で指揮、20世紀は爪楊枝(おいっ

爪楊枝が指に刺さったアシュケナージというエピソード発見

ペニシリン以降の時代で良かったです( ;∀;)
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古楽の楽しみ 2020/1/21(火)放送分
古楽の楽しみ ▽フランスの宗教音楽 テ・デウムを中心に(2)
ご案内:関根敏子/マルカントワーヌ・シャルパンティエの作品をお送りします。

シャルパンティエのテ・デウムは20cに入ってからヨーロッパ全土で親しまれるように
元々は朝早く歌われる聖歌
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シャルパンティエ作品は、音楽学者ヒュー・ウィリー・ヒチコックによって目録が作成された。
ハリーの災難、鳥…(そっちじゃない
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「テ・デウム H.147」
マルカントワーヌ・シャルパンティエ
(合唱と合奏)ル・コンセール・スピリテュエル、(指揮)エルヴェ・ニケ
4声
1693年、フランスがベルギーのシャルルロワの陥落を祝ったもの
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「テ・デウム H.145から」
マルカントワーヌ・シャルパンティエ
(合唱と合奏)ル・コンセール・スピリテュエル、(指揮)エルヴェ・ニケ

1672年 フランス軍のオランダでの勝利を祝う
リュリが長男の洗礼式のためにテ・デウムを書く4か月前
弦楽器の他にリコーダーも用いられる
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「トランペットの行進曲」「第2エール」
マルカントワーヌ・シャルパンティエ
(合奏)ル・コンセール・スピリテュエル、(指揮)エルヴェ・ニケ

華々しいファンファーレ
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「太鼓の行進曲」
ジャック・ダニカン・フィリドール
(太鼓)マリー・アンジュ・プティ

ジャック・ダニカン・フィリドール
管楽器奏者・制作家の一族出身
野外音楽会や国王が戦争に赴く際随行した
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「テ・デウム H.146から 冒頭部分」
マルカントワーヌ・シャルパンティエ
(バス)ブノワ・アルヌー、(合奏)ル・ポエム・アルモニーク、(指揮)ヴァンサン・デュメストル

1690年頃
オランダに勝利したことを祝って
有名な冒頭部分:トランペットを含む、ロンド形式
指穴のないナチュラルトランペット
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「テ・デウム H.146から」
マルカントワーヌ・シャルパンティエ
(合唱と合奏)レザール・フロリサン、(指揮)ウィリアム・クリスティ

後半からの抜粋
8人のソリスト、4声部の合唱、オーケストラ
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「テ・デウム H.146から 最後の部分」
マルカントワーヌ・シャルパンティエ
(合唱と合奏)レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル、(指揮)マルク・ミンコフスキ

ふたりのソプラノとバスが神の哀れみを請う
トランペットと太鼓を伴うオケ
合唱
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古楽の楽しみ 2020/1/22(水)放送分
▽フランスの宗教音楽 テ・デウムを中心に(3)
ご案内:関根敏子/ルイ14世の時代、宮廷音楽総監督をつとめたドラランドの作品をお聞きいただきます。

ミシェル・リシャール・ドラランド

「「主は王となられた」から 最初の部分」
ドラランド
(バリトン)リザンドロ・アバディ、(合唱)ベルサイユ・バロック音楽センター合唱団、(合奏)コレギウム・マリアヌム、(指揮)オリヴィエ・シュネーベリ
「「主は王となられた」から 第7曲」
ドラランド
(ソプラノ)シャンタル・サントン・ジェフリ、(合奏)コレギウム・マリアヌム、(指揮)オリヴィエ・シュネーベリ

「「テ・デウム」から 最初の部分」
ドラランド
(合唱)ナント声楽アンサンブル、(合奏)王室大きゅう舎・王宮付楽団、(指揮)ポール・コロー
「「テ・デウム」から 第7曲、第8曲」
ドラランド
(ソプラノ)エマニュエル・ド・ネグリ、(ソプラノ)ダグマル・シャシュコヴァー、(合唱と合奏)ル・ポエム・アルモニーク
(合唱)アンサンブル・エデス、(指揮)ヴァンサン・デュメストル
「「テ・デウム」から 第9曲〜第14曲」
ドラランド:作曲
(テノール)シーン・クレイトン、(テノール)シリル・オヴィティ、(バス)アンドレ・モルシュ、(合唱と合奏)ル・ポエム・アルモニーク
(合唱)アンサンブル・エデス、(指揮)ヴァンサン・デュメストル


「テ・デウム」から 最後の部分
ドラランド:作曲
(ソプラノ)エマニュエル・ド・ネグリ、(ソプラノ)ダグマル・シャシュコヴァー、(テノール)シーン・クレイトン、(テノール)シリル・オヴィティ、(バス)アンドレ・モルシュ
(合唱と合奏)ル・ポエム・アルモニーク、(合唱)アンサンブル・エデス、(指揮)ヴァンサン・デュメストル

高い声の二重唱+低い三重唱
合唱
トランペットと太鼓が戻り全曲を華やかに締めくくる

寝坊した('A`)
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古楽の楽しみ 2020/1/23(木)放送分
▽フランスの宗教音楽、テ・デウムを中心に(4)
関根敏子/南フランスで生まれた3人の作曲家によるテ・デウムをお聞きいただきます。

プロヴァンス地方出身の作曲家が古くから独自の作品を生み出していた
イタリアやスペインの影響が大きく、パリの影響は少ない
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「テ・デウム」
ギヨーム・ブージニャック
(ソプラノ)カロリーヌ・ド・コルビアック、(合唱と合奏)コントルポワン、(合奏)ヴィオール・アンサンブル、(指揮)オリヴィエ・シュネーベリ、ほか
ギヨーム・ブージニャック
ルイ13世の頃生まれる
17歳で既に世に知られる
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「テ・デウム」から 最初の部分
アンドレ・カンプラ
(テノール)ジャン・ポール・フシェクール、(合唱と合奏)ル・コンセール・スピリチュエル、(指揮)エルヴェ・ニケ
アンドレ・カンプラ
1694ノートルダム大聖堂の楽長
1723ヴェルサイユの王室礼拝堂の副楽長
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アンドレ・カンドレと空耳(若い人置いてけぼりや
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「テ・デウム」から 第6曲〜第8曲
カンプラ
(テノール)ジャン・ポール・フシェクール、(テノール)ダグラス・ナスラウィ、(ソプラノ)ヴェロニク・ジャンス
(合唱と合奏)ル・コンセール・スピリチュエル、(指揮)エルヴェ・ニケ
オートコントルト・テノールの二重唱
ソプラノ独唱
合唱

オート・コントル Haute – contre
https://genkisakurai.com/tag/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AB/

…Anchangとか
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「テ・デウム」から 第1曲
ジャン・ジル
(テノール)ヴァンサン・リエーヴル・ピカール、(合唱)レゼレマン室内合唱団、(合奏)レ・パッシオン、(指揮)ジャン・マルク・アンドリュー
1668 アヴィニョン近郊タラスコン生まれ
11歳の時エクサン=プロヴァンスの大聖堂聖歌隊へ
1705年37歳で世を去る

テ・デウム:アウグスブルク同盟戦争の終結を祝って演奏された
レクイエムは没後40年にパリで人気となり、ラモーの葬儀にも用いられた
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「テ・デウム」から 第6曲〜第8曲
ジル
(テノール)ヴァンサン・リエーヴル・ピカール、(テノール)ジャン・フランソワ・ノヴェッリ、(バス)アラン・ビュエ
(合唱)レゼレマン室内合唱団、(合奏)レ・パッシオン、(指揮)ジャン・マルク・アンドリュー
テノール2+バスの三重唱
オートコントルの静かな祈り
オーケストラと合唱
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「テ・デウム」から 最後の部分
ジル
(ソプラノ)アンヌ・マグエ、(合唱)レゼレマン室内合唱団、(合奏)レ・パッシオン、(指揮)ジャン・マルク・アンドリュー、ほか
テノールのソロ
テノール二重唱
ソプラノ
合唱
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ピカール、私めは金属磨きを。
おはようございます
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古楽の楽しみ 2020/1/24(金)放送分
▽フランスの宗教音楽 テ・デウムを中心に(5)
ご案内:関根敏子/1690年代に生まれた3人の作曲家によるテ・デウムをお聞きいただきます。

本日の放送は全てヴェルサイユ宮殿でのライブ録音
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「「テ・デウム」から 冒頭曲」
エスプリ・ジョセフ・アントワーヌ・ブランシャール Esprit-Joseph-Antoine Blanchard
(合唱)マルグリット・ルイーズ合唱団、(合奏)ストラディヴァリア、(指揮)ダニエル・キュイエ
1745年の戦い、勝利の翌日ルイ15世の征服を祝って
トランペットと太鼓を伴うテ・デウムが演奏された
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「テ・デウム」から 抜粋
ブランシャール
(ソプラノ)高橋美千子、(テノール)セバスティアン・モンティ、(テノール)ロマン・シャンピオン
(合唱)マルグリット・ルイーズ合唱団、(合奏)ストラディヴァリア、(指揮)ダニエル・キュイエ

1696南フランス生まれ
8歳でエクス=アン=プロヴァンス教会聖歌隊に入る
40以上の大規模なモテットを作曲
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高橋美千子さんの繊細なビブラートに心奪われます
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「テ・デウム」から 最初の部分
コラン・ド・ブラモン
(ソプラノ)高橋美千子、(ソプラノ)カロリーヌ・アルノー、(テノール)セバスティアン・モンティ
(合唱)マルグリット・ルイーズ合唱団、(合奏)ストラディヴァリア、(指揮)ダニエル・キュイエ、ほか

フランソワ・コラン・ド・ブラモン
1690ヴェルサイユ生まれ
オート・コントル歌手を経て王室礼拝堂楽長
ブランシャールに先を起こされたブラモンの作品は国王がフランスに戻ってから演奏される事になった
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「テ・デウム」から 最初の部分
アンリ・マダン
(合唱)レ・クリ・ド・パリ、(合奏)ストラディヴァリア、(指揮)ダニエル・キュイエ
アンリ・マダン
1698ロレーヌ地方生まれ
フランス各地の大聖堂楽長を経て王室礼拝堂副楽長へ
Sanctus,sanctus,sanctus
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「テ・デウム」から 最後の部分
マダン
(合唱)レ・クリ・ド・パリ、(合奏)ストラディヴァリア、(指揮)ダニエル・キュイエ

合唱による静かな祈りの後トランペットと太鼓
主よ、王をお救いください
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