農家の豆知識。
先の日記を書いていて、ふと書きたくなったから書いてみる。
ある本で読んだ知識ですが『果樹と普通樹の違いとは何ぞや?』という内容。
その違いは『普通樹は栄養を樹の成長に使う』のに対して『果樹は栄養を樹の成長だけでなく果実にも振り分ける』というもの。
樹の成長も果実の成長も、使う栄養って同じものなんですよね。
果実は、花が受粉すれば実になるわけですが、全ての花を果実にしてしまうと栄養が分散してえらいことになります。
りんごも桃もブドウも、大体使うのは1/50くらいですね。
ちなみにブドウは1粒1粒が実です(⌒‐⌒)
大量に実をつけると、以下のような弊害が発生します。
・実が小さくなる
・実が甘くならない
・果樹の成長が悪くなる
栄養が分散した分だけ果樹の成長が悪くなり、小さくなります。
また果実は糖熟期間に栄養がくることで、植物本来の酸味やえぐ味が消えて甘くなります。
栄養が足りないと酸味やえぐ味が残ります。
果実に栄養が取られ過ぎると、果樹の成長に使う栄養がなくなり、果樹の成長は出来なくなります。
先の日記に『中国のぶどうが酸っぱい』って書いたけど、多分実の付けすぎだろうな┐('〜`;)┌
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