視察研修

少し前の話ですが、農協の青年部の視察で地元の丸源のこぎりに行ってきました。
この辺りの農協で頻繁に目にする『大地』というのこぎりを作っている会社です(⌒‐⌒)

果樹の枝を伐る剪定用に改良を重ねているメーカーなので、恐らく農林業に関わりのない人には馴染みが薄いんでしょうね。
ちなみに消防団のサポート店でもあるため、消防団員は1割引で購入できます(￣ー￣)

工場見学では『これって企業秘密なのでは？』という情報を細かく教えてくれます。
しかも『工場内の撮影可で、なんなら他にPRしてくれ』とのこと。

そういうわけで詳しく説明(笑)

企業秘密


丸源のこぎりさんでは『あさり』という技法(？)を使い、幅を広くして切り屑が貯まらないようにする刃と、早く伐るために深く伐れる刃とを交互に設置しているのだそうな。

工場見学後に、のこぎり改良の歴史や効果なんかを細かく社長が教えてくれました。

企業秘密が駄々漏れな気がするけど、ノウハウだけ知っていても真似できないという自信の現れなのか。
それとも真似たところで自分達はさらにその先に行くという自信の現れなのか…凄かったです。

機械


あと工場はほとんど機械で全自動でした。
人がやる作業は、歪みの修正・材料の補充・名前のプリントくらいかな？

1日何百本というのこぎりを作るのに、従業員は5人くらいでした。

しかもその従業員が機械にのこぎりを作らせている間に、色々説明してくれます。
全自動凄い(´Д｀)

あと刃物といえば焼き入れですが、全体を炭にくべるような焼き入れではなく、レーザーで刃の部分だけを焼き入れしていました。
凄い精密作業ですね(⌒‐⌒)

従業員


あと印象的だったのが、従業員が全員女性でした。
男は社長だけ。

しかもわりと若い女性ばかり。

…もしや全自動なのを良いことに、社長の趣味で人選しているのでは？

そんなことも思いましたが、どうも『手直しの工程で、女性の見方と男性の見方に差がある』のだとか。
まあ確かに男は大雑把で、女は細かいとこまで気を配るイメージありますよね。


工場見学をして、のこぎりと鋏用の砥石を買って終了。

その後で飲み会があったのは言うまでもない(笑)