権利

『おしん』の再放送を観ていました。
その中の会話で気になった台詞が1つ。

『デモをするのは労働者の権利だ。それを政府が弾圧するなんて！』

なるほど。

たまに日記に書きますが、自分は選挙の投票には絶対に行けという考えの持ち主です。
おしんの時代背景は定かではありませんが、恐らくは国民全てが投票権を持っていたわけではない時代です。

昔の投票は『男性のみ・富裕層(高額納税者)のみ』でした。
そうなると、政治家は当選するために有権者に受けが良い政策を提唱し、選挙に臨みます。
すなわち『男に有利で、会社の経営者に有利で、労働者に不利な政策』ですね。
だから労働者のデモを政府が弾圧する事態になったんでしょう。

国民全てが選挙権を持って数十年経過した現在。
若者の投票離れが問題になっています。
中には『投票したところで何も変わらない』と言って投票をしない人がいます。

投票は権利。
投票するもしないも自由です。

ただ選挙権は参政権。
政府や政策に是非を示す権利です。
それを放棄しておいて、政治家や政策に対して文句を言うなと常々感じます。

投票率を上げるには、見せしめや自業自得を感じさせるような圧政が必要なのかもしれません。
そこまでしなくても投票の大切さを自覚してもらえるなら、なおのこと良いのですが(・・;)


何か色々気になりました。