農薬の話

昨年度末の農協の青年部の会議で、こんな議題が出ました。

『地域に2つの保育園があるが、片方だけしか交流がないけど良いのか？』

農協ってことで、食育と地産地消の取り組みをしています。
その活動の一環で、保育園に無償で果物を提供していました。

ただ、青年部の子供が通っているのが1つの保育園だけだったので、交流があるのがそちらだけでした。
保育園は2つあるんだから『片方だけというのはどうなの？』ということになったんですね。


そんでもって先日会議があってその話が出ました。
保育園に打診したところ、こんな返事が。

『農薬の安全性が確保されるなら受け入れます』

…はい？

こう言ったらなんですが、スーパーにある食料品のほとんどは農薬使ってるぞ。
あと農薬は果実のためでなく、果樹の健康を守るために使っているわけで。

たまに都会で『ベランダで無農薬で育てたハーブ』とかやってる人がいますが、あれはあくまでも趣味ですからね。
農家はその何百倍、何千倍の量を管理・育成しています。

手が回らないです。
農薬なしで作れば流通量は激減し、インフレになります。
どれだけ高くても買うって人と、無農薬で自給自足している人以外は農薬の恩恵を知って欲しいです。

まあ、口に入れる物の安全性に敏感になる気持ちは分からないではありません。
ただ、そういう人に限って『しっかり除菌しなくちゃ！』とか言って洗剤をガンガン使って食器を洗うんだよな(￣▽￣;)
そっちの方がよっぽど心配だし、水を汚すのだが…。


『あれはあれ、これはこれ』理論でやり玉にあげられるのは嫌なもんです┐('〜`;)┌

まあ、無償で果物を提供するメリットは少ないから、要らないと言うならそれで良し(⌒‐⌒)