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2018年02月20日00:52

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センゴク

戦国時代をモチーフにした漫画、小説、ドラマ等々は多々ありますが、その中の1つに『信長の忍び』があります。

主人公は信長を支える女の忍。
敵をバッタバッタと倒したり、獅子奮迅の活躍をしますが、本人の希望で『忍は歴史の表舞台には立たない』ということで、歴史には名前が出てこないという設定になってます。
信長の忍びの作者さんも、色々歴史考証をしていて、単行本の帯かどこかに興味深いことを書いてました。

『戦国時代の文献には女性の名前は出てきても、性格とか詳細は書かれていないので、自由に解釈やアレンジが出来る』のだそうな。

成る程なー(´・д・`)


戦国時代に登場する女性の中でも、トップクラスの知名度があると思われる淀君こと茶々。

側室を何十人も囲っていた秀吉の子を産んだ唯一の女性。
秀吉の主君であった信長の姪にして、秀吉の想い人とされる市の娘。
実父の浅井長政と、母が再婚した義父の柴田勝家の両方を秀吉に殺されている、秀吉に恨みを抱く女性。
秀吉の子を産んだことで、豊臣家で絶大な権威を持っていたとされる女性。

その描き方は様々で、一昨年の大河ドラマでは『無邪気に振舞い』『息子を守るために生きた』そんな『強く賢い母』みたいに描かれていました。

印象に残っている淀君は、もっと前の大河ドラマに出ていたやつで、ひたすら気高くて傲慢。
生前の秀吉のことを『死の臭いがする』と毛嫌いしていたのに、亡くなってから『いざいなくなると、何やら寂しいような』と憎々しげに言い放つパターンもありました。
それを見て『デレ期が来るのは死んでからって凄い。これぞ究極のツンデレだ』と興奮したのは忘れません。


ようやくタイトルに戻りますが、ヤングマガジンに連載している『センゴク』にも淀君が登場(*´・ω・`)b

この淀君は、また新しい描き方をしています。

秀吉に討たれた母の教えを守り『自分と母と、どちらがより輝いた生き方が出来るかを競う』という想いを抱き、秀吉に近付きます。
作中でも史実通り『絶世の美女と謳われた母にそっくりで、まばゆい程の美貌の持ち主』として描かれています。

しかし面白いのが『秀吉に媚びを売って好かれよう』としたり、侍女と組んで『日中から手を握るようなことはなりません…ですが触れなければ良いから、見るだけなら』と言って秘所を見せてみたり、しかも初夜の最中に痛がって秀吉の額を叩いて激怒させたりします。

というのも、綺麗だろうが血筋が凄かろうが、あくまで『天下人である秀吉の、何十人といる側室の一番の新参者で末席』でしかないことを自覚していたせい。

天下人の額を叩くという行為は、下手をすれば切り殺されかねない暴挙であるのと同時に『他の側室とは違う』と思わせて関心をひく狙いがあったんでしょうね。
まさに命懸けで秀吉にすり寄る、新しい淀君です(*´・ω・`)b

これからどうなるのか楽しみですね(o・ω・o)
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