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2018年02月13日23:22

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剪定あれこれ

今日も剪定。
せっかくなんで写真付きで剪定のウンチクを書いてみましょう(*´・ω・`)b

この時期の枝には、既に芽があります。
芽には『葉芽』と『花芽』があります。

葉芽は葉っぱだけで花を咲かせません。
花芽は花を咲かせます。

りんごの場合は、1年で新しく伸びた枝(新梢)の先端に花芽がついて、そこ以外は葉芽が付きます。

枝の境目
フォト


写真の真ん中辺りの上が新しく伸びた枝。
下が去年の枝と、その横から新しく生えた枝。

上は葉芽という小さな芽、下の小さく飛び出た枝の先端についたふっくらした芽が花芽です(*´・ω・`)b

花芽は必要だけど、果樹1本辺りの収穫量の目安があるので、結局花を落とさないといけないのよね(´・д・`)

農家あるあるで『摘花(不要な花を摘み落とす作業)をしている時に旅行者がきて、折角の綺麗な花を摘んでしまうのは勿体無いと言われる』ってのがありますが、それをしないとろくなりんごが作れないのです。

どうしても気になる人は、摘花の時期には長野に来ないで下さい(´-ω-`)


フォト


芽は必ず『螺旋状に出てくる』という習性があります。
『上/右上/右下/下/左下/左上』の順です(*´・ω・`)b

…もしかしたら逆回りかもしれない( ;´・ω・`)

芽から新しい枝が出てくるのですが、剪定では上と下から出ている枝は切ってしまいます。
上から出る枝は養分を吸い上げて成長し、その先の枝や実に栄養がいきにくくなって樹形を変えてしまいます。
下から出ている枝は光が当たりにくく良い実をならせにくい上に、下から噴霧した農薬がメインの枝にかかるのを妨げます。

そんな感じで剪定します。

誘引
フォト


上向きの枝はあまり良い実がなりませんが、枝の都合で使わないといけない場合もあります。
そんな時には誘引といって若い枝を引っ張ってやります。

若い枝はしなるので、上手く誘引すれば理想の樹形に近付けることが可能です(o・ω・o)

枝を下に誘引する時は、下に杭を打ってそこに紐をくくりつけて引っ張るそうですが、面倒なのでやりません( ;´・ω・`)

伐った枝の太いやつに紐をくくりつけて、その重さで枝を曲げてます(*´・ω・`)b

誘引はやらない人が多いみたいですが、自分は好きですね(o・ω・o)

シミュレーションゲームで、何がなんでも自分の納得がいく状態を作ろうとしてしまう性格が出てるような気がする( ;´・ω・`)

まだ畑が少ないから、剪定もあと少しで終わります(o・ω・o)

春になる前に下準備色々せなな(´-ω-`)
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