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2017年06月21日08:33

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ジベレリンの特性

今日は梅雨入りが発表されてから初めての雨(o・ω・o)
色々待ち遠しかったです(*´・ω・`)b
雨だと畑仕事できなくて休みになるしねー(o・ω・o)
昨日までに忙しい仕事が終わっているので今日はお休みにしよう。

さて、今日は学術的なお話をしてみます(o・ω・o)

種無しぶどうを作る時に行う作業にジベレリン処理っていうのがあります(*´・ω・`)b

その時に使うのがこちらの『らくらくカップ』です(*´・ω・`)b
フォト


お値段はなんと25000円!
…高いねー(´・д・`)

便利っちゃあ便利ですが、なくてもなんとかなるっちゃあなる品物。
猫のお寺の知恩さんでも『あれば便利はなくても平気』って言ってましたね(´-ω-`)

らくらくカップは置いておいてジベレリンです(*´・ω・`)b

ジベレリンは開花後に1度目の散布をすることで種無しにすることが出来ます。
そして2週間後に再度散布すると実の肥大をしてくれます。

同じ薬で何故別々の結果が生まれるか謎だったんですが、ようやく分かったので書いてみましょう(*´・ω・`)b
えぇ、真面目に仕事してますアピールです(o・ω・o)

まず果樹全般の特性として『果実は種を広範囲にばらまいて子孫を残すためにある』ということ。
・果実を食べて、糞と一緒に排泄されたり、食べ残しを捨てることで種をばらまいてもらう。

次にぶどうの特性として『一気に実が肥大する』ということ。
・この期間が長いと延々と薬の散布を続ける必要があるため、ぶどう以外でやるのは非常に面倒。

以上2点をふまえつつジベレリンの説明をします。

ジベレリンは元々植物が持っているホルモン(?)のようなもので『種が、実に栄養を送るように発生させる』もののようです。

1度目の散布で『実の中に種が出来る前に、ジベレリンを発生させることで、もう種が出来ていると錯覚させる』ことが可能になります。
果実は一定の期間が過ぎると、種を作ることをやめてしまいます(*´・ω・`)b

2度目の散布で『種から、栄養を送れという信号が来ていると錯覚させる』ことで実に栄養を送り、肥大させることが出来る。

そういう仕組みらしいです(*´・ω・`)b
変なものを散布しているんじゃなく、植物が元々持っているホルモンなら安心感ありますね(o・ω・o)

散布したジベレリンは、当然のように時間と共に効き目がなくなっていきます(´・д・`)
そこで注意しなくちゃいけないのが、後から出てくる実です( ;´・ω・`)

ジベレリン処理で種無しに出来るのは、適期に直接散布した実だけで、果樹全体が種無しになるようなことはありません。
そうなるとタイミング遅れで出来る実が脅威になります。

奴らはジベレリン処理を受けていないので種があります!
そして種があれば絶えずフレッシュなジベレリンを放出し続けます( ;´・ω・`)

結果、放置すると種ありのぶどうにばかり栄養が送られてしまい、種無しぶどうに栄養が行かなくなります(´・д・`)

夏場は、伸びすぎた枝と新しく出てくる実との戦いになりそうですね( ;´・ω・`)
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