先日、ある方の送別会で直接、川内村の遠藤村長と話す機会があった。今まで取材で何度もお世話になっているとはいえ、福島県内では知らぬ者がいないほど有名な首長。この日は真面目な話に終始し、得意のオヤジギャクは1つも出てこない(笑)。まわりにいる
先日の月に1度の通院日はひどかった。連休明けということもあるが、受付してから座る席さえ空いていない。結局、検査で呼ばれるまで1時間半、診察が終わるまで3時間もかかってしまった。さすがにこれだけ長いと、疲れがどっと襲ってくる。この医院は評判
田舎で火事だあ、となれば真っ先に駆けつけるのは地元の消防団員である。身分的には準公務員だと思うが、報酬は飲み代で消える程度。実際はボランティア活動みたいなものだ。テレビ報道によると、その福島県内の消防団員が激減しているらしい。ピークの19
一昨日、ご近所から現職市長の選挙資料、出陣式の告知とともに、1枚の記事コピーが配られた。SNSでも囁かれたが、この記事を読んで驚愕した田村市民は少なくなかったのではなかろうか。というのも、実在の記事とはいえ、中身がすごすぎる。元議員やら地
二本松東和地域のNPOゆうきの里東和ふるさとづくり協議会といえば、私も取材で10年以上前からお世話になっているところ。中通りではもっとも積極的に活動している団体の1つで、これまでに20名以上の移住者を受け入れてきた。この団体が平成28年度
(今朝は思い切り朝寝坊)福島には第一原発があるから東京電力の管轄、と勘違いしている人がたまにいる。もちろん、福島は東北の一部なので、私らが契約しているのも東北電力だ。しかし、東電の原発および送電線などの関連施設が県内にあるため、該当する自治
ちょっと村史を眺めていたら、意外な事実を発見。明治22年に岩井沢村と古道村が合併して都路村になったとき、学区も合併して1学区となり、校名も都路尋常小学校になったというのだ。当時の修業証書も村史に載っているのだが(=写真)、平民と記されてい
いよいよ平成29年度も終わりに近づいてきた。個人事業主の私にとって特別な意味があるわけではないのだが、やはりこの時期は心が落ち着かない。10年ほど前から定住・二地域が民間から行政主導になり、担当者の転勤などで様相が一変するからだ。それがわ
先日の部落総会で、区長の改選があった。うちの地域では2年おきと決まっているが、その場で決まるような話ではない。「事務局に案があったらお願いします」とお定まりの発議があり、ではと役員案の紙が配られる。つまり、区長は事前の話し合いで決まってい
この連休中、群馬の義母の1周忌が行われた。午後2時半頃に家を出発し、寺で坊さんが説教のあとにお経。さらに自宅近くの屋敷墓に戻り、みんなで線香を上げた。群馬県では農地の隣でも墓地をつくることが認められており、義父が亡くなったときに先祖の墓を
(群馬の報告は改めてするとして)この春に避難解除される4町村の帰還率が低いことは、さまざまなメディアで報道されている。私がテレビで観た数値は川俣町山木屋が43%、浪江町が17%、飯舘村が32%、富岡町が16%。実際にどうなるかはフタを開けて
テレビの影響もあるのだろうが、日本人の味覚が変わってしまったような気がする。野菜や果物を食べるとすぐ「甘くて美味しい」という半面、お菓子を口にすると「上品な甘さ」と褒めちぎる人が本当に増えた。私は果物はほとんど口にしないが、農村では「糖度
厚生省の発表によると、日本人の平均寿命がまた延びた。2015年のデータだが、男性が80・75歳、女性が86・99歳。5年に1度行われる国勢調査に基づくものだが、前回の10年前に比べて男性が1・20歳、女性が0・69歳も上回ったという。主要
わが家が阿武隈山系の旧・都路村に越してきたのは、確か2001年の3月27日。この日のことは忘れもしない。まさかの大雪に見舞われ、路上に30cm以上の雪が積もっていた。しかも、都路に入ったのは夕方の7時頃で、道路状況は最悪。まだ冬道に慣れて
イチエフの事故で明らかになった日本人の民族性の1つは、差別や偏見に対する認識があまりにも鈍いということだ。NHKの番組に出演した女性芸能人が「福島の米は買わない。周りも買っていないから」と発言してちょっとした騒ぎになったが、福島の米が全袋
毎日新聞の調べによると、東日本大震災と福島第一原発の事故後、仮設住宅で死亡した人が1400名以上いることが判明。死因や死亡場所の詳細は不明だが、仮設住宅の中で息を引き取ったり、孤独死したケースも含まれているという。「仮設も慣れれば楽しいわ
一昨日、避難先のIさん宅で「3・11の会」が開かれた。毎年やっていたかどうかは忘れたが、この場所での飲み会は今年2回目。地元の人と思われる方もたくさんきて、トータルでは20名くらい。大いに盛り上がった。思い返せば6年前、娘の中学校の卒業式
(3・11の会の報告は明日にするとして)外でうちのカアちゃんと近所のSさんが押し問答している。またか、と微笑む私。実は、よくある光景なのである。Sさんのダンナが亡くなったのは、今から2年くらい前。家が私のウォーキングコースにあるので、毎日た
本日で東日本大震災から丸6年を迎える。写真は2012年5月26日、川内村の重鎮から「山下先生が会いたがっているよ」と電話をいただき、慌てて駆けつけたときのもの。ご存じの通り、山下俊一先生は「ミスター100ミリシーベルト」とバッシングされて
群馬は妻の生まれ故郷であり、私用で年に2回は足を運んでいる。と同時に田舎暮らしの先進地の1つで、とくに長野県に近い西毛地区は移住者が多いところ。目的地はコンニャクとネギで有名な下仁田町だが、その手前の富岡市で安宿を見つけたのでネットで予約
那須町といえば、日本でも有数の別荘地帯。福島にも近いので、私が取材で訪れたのは10回どころではない。でも、こんなに民間業者がいっぱいいるところにもあるんですよ、そう、自治体の空き家バンクが。業者が仲介する物件だけでなく、売り主との直接取引
(北関東の報告は後日に) いまどの市町村も少子高齢化が進んでいるわけだが、これといって特効薬はない。自治体が掲げる政策も「わが町は待機児童0」「中学校までは医療費無料」「子どものいる一家が移住したら」といったお金に関することばかり。確かに若
この春は福島県にとって1つのターニングポイントになりそうだ。というのも、4町村に出していた避難指示を3月31日と4月1日に一斉解除することになったから。帰宅困難区域を多く抱える浪江町だけが最後まで意見集約に時間がかかったが、政府の提案受け
本が届かなかったのでちょっと告知が遅れたが、本日3日、『田舎暮らしの本』4月号が発売になった(表紙は桜の中に佇むワンちゃん)。私は何と4つの企画に関わった。全部で13ページ、しかも私自身が顔写真を晒しているのが7ページもある。ちょっと恥ず
私たち阿武隈山系に住む者にとって、いちばん身近な高速道路は磐越自動車道である。乗るのは船引三春インターが多いが、小野インターを利用することも珍しくない。でも、この道路が開通したとき、私は正直なところ本当に必要なの? と思ったものだ。福島に
ケチなのか賢いのかわからないが、うちのカアちゃんはチラシを集めては四角にに切ってメモ帳をつくる。その数が半端でない。部屋のあちこちに10個以上もあるのだ。もちろん、チラシの裏面が印刷されていないものに限るわけだが、それでもあっという間に溜