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2021年07月23日10:06

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復興五輪の実感?!

本日に開会式を迎える東京五輪、ご存じのように2日前のソフトボールからすでに戦いは始まっているのだが、その開催地となった福島県でも受け止め方は人それぞれのようだ。ここ都路で聖火リレーが行われたのは3月27日。当時は本当にオリンピックなんかできるのかと疑問に思ったが、私たちが予想していた以上に感染状態が悪いなかでのオープニング。だから福島からスタートした五輪を応援する人もいれば、復興五輪に疑問を呈する人も少なくない。

たぶんコロナ禍がなければ、これほどまでに五輪への拒否反応はなかっただろう。でも、そもそも復興五輪の位置づけにも疑問はある。全国で3番目に広い福島では浜通りの大部分を除いて震災から1年後には復興は始まっていた一方で、帰還が始まっていない双葉町のように復興のスタートラインに立っていない地域も少なくない。東北の太平洋側を俯瞰しても、地域差があまりにも大きいのだ。

東日本大震災の映像は世界中に発信され、なかでもイチエフの事故を起こした福島は世界の注目の的になった。だから東京五輪を復興五輪と位置づけた政治家たちの意図もわからぬではない。しかし、そういう設計図も韓国の放射能フリー食材報道で気泡と化した。本当に復興五輪をアピールするなら、Jビレッジなど海沿いの施設に競技を集約する手もあったのではなかろうか。とはいえ、コロナや人権やジェンダー問題も絡んだ今回の東京五輪。いい面も悪い面もすべて露わにした功績は残るかもしれない。

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