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2021年03月02日11:25

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菅首相は何を残すのか?

圧倒的な支持で首相に登りつめた菅さんに、次から次へと降りかかる不幸。当初は私も気の毒に思う部分があったが、総務省と息子のズブズブの関係まで見せられたのでは、さすがにそんな気持ちは消え失せた。菅さんがここまで権力を持ち得たのは総務大臣の時代に地盤を固めたからだが、官僚だってバカではない。本当は高額な接待なんて断りたいに決まっているが、それができないくらい相手が悪すぎたと考えるのが自然だろう。

菅さんは私より一回り年上だが、この世代のやり手に特徴的なクセみたいなものがある。まず新しもの好きなこと。投資家の標的になっているタワマンに住み、スマホ問題にもいち早く飛びついた。この世代では珍しく下戸なのに早朝から会食を重ね、新しい情報に対して常にアンテナを張っている。その割には不器用さが目立ち、スピーチは棒読みばかり。山田広報官の一件だけでなく、国会で謝罪する場面も日に日に増えてきた。

まあ、参謀としては優秀でもトップに立つのは荷が重かったのかもしれない。ただ、1つだけ聞き捨てならないのは自助という言葉で、それと裏腹な「日本には生活保護というセーフティネットがある」という発言だ。大阪で基準の引き下げに対する違法判決が下されたばかりだが、それ以前に生活保護は親族に対する扶養照会が大きなハードルになっている。厚労省は最近、紹介が扶養になるケースを「20年音信不通」から「10年程度」に改める通知を自治体に出した。それに対して早くも見直しを求める声が出ている。菅さんがそれをやれるのなら、本当に仕事をする内閣と評価を変えてもいい。

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