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2020年10月23日11:52

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コロナ禍の深刻さ

今年のコロナ禍で公務員の人たちも想定外の仕事に忙殺されていると思うが、やっぱり民間の比ではない。最近のニュースで驚いたのは、マイナビ・日経がやっている大学生就職ランキングで文系1位のJTBグループが、5年かけて国内の2割の店舗を閉鎖すると発表したこと。同グループは就職の人気企業の常連で、昨年も文系1位だった。旅行業界が受けた打撃がいかに大きかったか、この現象からもうかがえる。

大企業ですらこの有り様だから、中小企業が影響を受けないはずがない。東京商工リサーチ調べによると、今年1〜8月に休廃業や解散をした企業は3万6000件にも達している。もともと後継者不足で廃業を視野に入れていた企業が多いとはいえ、それがコロナ禍で大幅に加速させた感じだ。後継者になろうと頑張っていた若者もいたはずで、人生設計が狂った人は少なくないだろう。

私ら出版業界だって例外ではない。いくらステイホームが呼びかけられたところで、本や雑誌の販売に好影響を与えるものではなかった。むしろネットに市場を奪われた部分が大きい。いま盛んにマスコミに露出している「テレワーク」「リモートワーク」「ワーケーション」にしたって、その環境を享受できる人は限られている。どの版元もリスクマネージメントは始めているようだが、負の影響はあるだろう。このコロナ渦がいかに深刻か、JTBや全日空などの報道から伝わってくる。

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