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2020年09月15日10:55

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安倍−菅政治の光と影

最初から結果が見えているドッチラケの総裁選挙が終わったが、むしろびっくりしたのは2位争い。地方で圧倒的に人気がある石破さんに対し、それを阻止する岸田さんへの施し票が24票くらいあったのだ。元政治家や政治評論家は「そんなことは若手議員だってできない」と明言していたのに、これだけの票が動いたのは何らかの圧力があったことは間違いない(新聞によると元首相が動いたとか?)。石破さんの今後の立ち位置も気になるところではある。

逆に言えば、自民党の関係者は圧倒的に安倍さんを支持していたということ。菅さんはその船に乗っただけとも言える。安倍政権は格差社会を広げた、国民と政治との距離を拡大したという批判もあるわけだが、長引く1強政治で反対勢力を封じ込めてきた。その立役者こそが菅官房長官だったのは有名な話。政策に反対する官僚を容赦なく左遷し、霞ヶ関を去った高級官僚も少なくない。そのやり方があまりにも露骨だったため、いまは官僚になりたがらない東大生も増えているという。

官僚が強すぎるのがいいことだとは私も思わない。国民が選ぶのはあくまで政治家であり、民意を反映する人だからである。しかし、国のため、国民のためと思って激務をこなしている官僚もたくさんいるわけで、政治家が人事権を振り回せば国家公務員のモチベーションが低下するのは当然のこと。私らが菅さんに望むのは安倍さんのように国内外を飛び回るのではなく、中央でしっかりとした舵取りをすることだろう。その段階で、官僚にやる気を注入することも重要な任務になるはずだ。

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