mixiユーザー(id:6542560)

2020年07月08日09:45

17 view

久々の帳場

仲良くしていた正安さんの昨日の葬式には万難を排して臨まねばと思っていたが、問題は葬式の手伝いである。震災前は99%が自宅葬だった都路では、部落内でも同じ葬式班は2名、隣の葬式班なら1名の手伝い人を出す決まりがあった。それが震災後にセンターに切り替わり、手伝いも小さい葬式は橋を境にした小集落だけでやるという新しい風習が発生した。でも、キカセに来た葬儀委員長は「バスが出る」と言うだけで、今回は手伝いについて明言しない。ちょっと戸惑ったことは事実である。

早朝の6時45分に葬祭センターへ向かうバスに乗ったら、何と乗車しているのは3名だけ。いまはほとんどの人がマイカーで移動するからこうなるのだろうが、私は親しい正安さんの葬式後の精進揚げで酒飲みをしないわけにはいかない。だからバスに乗ったのだけど、どういう葬式になるのか親戚も葬儀委員長も想像が付かなかったと思われる。だから「手伝いはあるけど・・・」みたいな反応になったのかもしれない。

実際に手伝いはあった。私がやったのは受付と帳場を結ぶ中間地点で、受付が手にした香典を渡してもらい、書いてある金額と中身を確認するだけ。はっきり言って楽なものである。3時間くらいはそんな感じだったが、告別式が始まる1時間前に異変が起こった。主に子どもたちの職場関係らしいが、香典を50人分くらいまとめて持ってくる人が3組も現れたのだ。気が付いたら私も帳場の部屋に呼ばれ、最後のお札抜き取りと集計までやることに。この作業は1000円でも違ったら大変なことになるので、久々に大緊張。パソコンの数字と手作業で数えたお札の集会が一発で一致したときには、本当にホッとした。正安さんも天国で笑っていたのではなかろうか。

0 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する