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2020年06月29日08:27

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ドリフ・志村はなぜ面白かったか

先日、「志村友達・大集合スペシャル」という特番を観た。私は昔から志村ケンのファンで、ドリフがなくなっても彼の番組を楽しんでいたが、10年くらい前からマンネリでつまらないなと感じていたのも事実。逆に言えば、昔は本当に腹から笑った記憶がある。どうして面白かったのか、この特番でよくわかった。

志村と加藤茶が絶妙のコンビだったのはドリフのメンバーだったから当たり前としても、例えば柄本明との絡みはどうして面白かったのか。2人はロケ当日でも挨拶程度しかせず、簡単なリハーサルだけで本番に臨んだという。だから、盗み食いの芝居も芸者の芝居もアドリブがほとんどなのだ。それが視聴者にも伝わってくるから、笑わずにはいられなかったのだろう。

昔のドリフにもマンネリはあった。「ちょっとだけよ」も「かーらす なぜ鳴くの からすの勝手でしょー」もヒゲダンスも、構成自体はそんなに変わらない。でも、昔のドリフには切れがあって、体を張って勝負していた。そこにアドリブが加わるから、子どもから大人まで楽しめたのだろう。志村ケンが生きていたとしても同じことは望めなかったと思うが、いま観ても笑える喜劇を残した功績は消えない。改めてすごいコメディアンだと感じた。

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