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2020年03月30日10:35

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春雪と女の腕まくり

 外出自粛で暗いムードが漂うなか、昨日はここ都路で20cmくらいの雪が降った。都内ですら降ったのだから積雪は当たり前だが、1カ月前に雪まつりができないほど暖冬だったのが信じられない。台風、暖冬、新型コロナと矢継ぎ早に想定外のことが起きるので、さすがに参っている人も多いだろう。

わが家が旧・都路村に越してきたのは、2001年の3月27日。この日のことは忘れもしない。まさかの大雪に見舞われ、路上に30cm以上の雪が積もっていた。しかも、都路に入ったのは夕方の7時頃で、道路状況は最悪。まだ冬道に慣れていなかったので、カーブでブレーキを踏んでしまったらハンドルを取られてしまった。そのまま沢へドボン。携帯が通じる場所だったから地元の人にヘルプを求めたのだが、「沢に落として車に傷をつけなかったのは山本さんくらいだ」と皮肉を言われたっけ(笑)。でも、妻と娘も同乗していたので、もし対向車がいたらと思うとぞっとする。

このとき地元の婆ちゃんに初めて聞いたのが「春雪と女の腕まくりにはたまげんな」という言い伝え。どちらもすぐに収まるから驚くな、という意味である。実際、3月の春雪は湿っていて、数日で融けてしまう。劇的な景色の変化に、目を丸くすることもしばしばだ。春雪はすぐ融けるが、気を付けるべきは朝晩の運転である。溶けた水が凍るので、かなり滑りやすくなるのだ。表面だけが凍る路面をブラックアイスバーンというが、目視では確認できないことが多い。だから基本はブレーキを踏まないこと。私はもうすっかり慣れたが、シフトダウンによるエンジンブレーキを多用する。ただ、前にノロノロ運転の車がいると、どうしてもブレーキを踏みたくなるもの。これがいちばん危険なので、無理してでも車間距離を開けた方がいい。まあ、数日後には元通り。まさに女の腕まくりだ。

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