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2020年03月28日10:35

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『スカーレット』観賞記

本日、朝ドラの『スカーレット』がグランドフィナーレを迎えた。このドラマ、評価が本当に難しい。当初はあの大傑作『カーネーション』のスタッフが手がけるという触れ込みだったのでかなり期待したし、子役同士のキスシーン、お父ちゃん役の北村一輝や親友役の大島優子もかなりいい芝居をしていた。

でも、後半は何を言いたいのかさっぱりわからなくなった。信楽焼の女性陶芸家の奮闘記なのか、関西のドタバタ劇なのか、ホームドラマなのか、はっきり言えばごちゃ混ぜなのである。そう思ったのは私だけではないようで、『ポツンと1軒屋』に視聴率を抜かされたりしている。たまたまNHKの夕方で『ひよっこ』の再放送をやっていたのだが、こっちの方が何倍も泣けた。一時はヒット作を連発したNHK関西。どうしてしまったのか。

とはいえ、ドラマは終わり方が重要である。この10日間は白血病と向き合う同じ陶芸家の息子にフォーカスし、1日1日を生きる意味を問う内容になっていた。そして最終回は息子の死を描かず、2年後に日常を取り戻す場面で終了。フェイドアウトではなく、なかなか爽やかなシナリオだったと思う。私の評価は90点。ちなみに、この女性陶芸家のモデルは現存されているそうで、最終回には日々の人生の重さが込められていたのかもしれない。

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