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2020年02月26日10:43

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止まらぬ出資法違反

最近の報道によれば、加工商品のオーナーなどを募って多額の出資を集めた通信販売会社の代表ら9人が出資法違反で逮捕された。びっくりするのはその中身。干し柿や干し芋のオーナーとうたい、前科も含めると千葉県を中心に約4万5000人から計2億2000円を違法に預かった疑いがあるというもの。柿の苗木のオーナー制度を導入したのは、「柿8年」の言葉通り収穫まで時間がかかるため。つまり先延ばし戦略なのだ。

それで思い出すのが、20年ほど前の阿武隈の和牛オーナー制度である。葛尾村に牧場を設け、そこを見学させることで信用させる商法だったが、とんでもない大金が集まった。しかし、和牛はそもそもニーズがそれほどあるわけでもないし、出資すれば何倍にも返ってくるという話は最初からかなり怪しい。それでもほかに事例があったため、被害者が続出したのだ。

それに比べれば今回の話はスケールが小さそうだが、干し柿や干し芋ごときでどうして出資してしまうのか。やっぱり最大の原因は低金利だろう。この会社は最大15%の年利を保証していた。本当は働いて増やせばといいたいところだが、アベノミクスは画に描いた餅で日本の経済はどんどん落ち込んでいる。出資法違反が止まらないのは、政府にも多少の責任があるのではなかろうか。

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