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2020年02月21日10:06

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ヒートショックの恐ろしさ

1月に仕事でヒートショックの原稿を書いたばかりだが、野村克也さんの死因もそれだったようだ。病名は虚血性心疾患。わかりにくい言葉だが、要は風呂場やトイレで心臓に血液が回らなくなる現象である。その数は交通事故の4倍いるともいわれており、特に冬場の死亡者が多い。

原因は温度差だ。とりわけ危険なのが浴室で、寒い部屋から急に熱い湯船に浸ると血圧や脈拍が乱高下し、心筋梗塞や脳梗塞などを起こしやすい。最悪の場合は野村さんのように心拍停止に陥り、命を落とすことになる。1人暮らしの高齢者は発見が遅れがちなので、注意が必要だ。

予防策はある。まず問題となる温度差をなくすこと。入浴前に脱衣所や浴室を暖めるだけでもいい。いろんな方法があるが、風呂の蓋を開けたり、シャワーで床に温水を流すといった単純なものでも効果は期待できる。入浴時間も食後や飲酒後、高温の長風呂は避けた方が無難だ。冬はトイレでもヒートショックは起こり得るので、寒冷地の田舎で暮らすわが家では、小型の安いトイレ用ファンヒーターを設置している。

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