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2020年01月26日11:01

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堀コタツの思い出

今年は暖冬なのでちょっと心配なのだが、冬を温かく過ごす企画が進行している。それも高気密・高断熱住宅のような高価なものではなく、ちょとした工夫で補えるもの。編集部に提出したポイントについてはまだ公表できないので、ここではリストから外したものを1つだけ紹介したい。

阿武隈山系は紛れもなく寒冷地だが、だからといって故郷の北海道ほど厳寒地ではない。だから昔の家は安普請が多いし、断熱施工も本格暖房もないケースが目立つ。かつてはどの家でも囲炉裏で薪を燃やしていたわけだが、茅葺き屋根が主流でなくなり、多少は気密性も向上したから、ほとんど姿を消した。炭を使う囲炉裏があるのはちょっとリッチな移住者の家くらいだ。

わが家もそうなのだけど、実は古家には畳の下に昔の囲炉裏が残っているところが多い。私が都路通いを始めた30数年前、その部分を掘りゴタツにしている家がけっこうあった。薪を燃やすわけでも炭を燃やすわけでもなく、掘りコタツ専用の電気器具があったのだ。もうこんな設備を使っている家はほとんどないが、すごく温かかった記憶がある。昔の人は床下工事もほとんど省いて、こんな暖房を使っていたのだ。その知恵には頭が下がる。

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